記事の価値、AIが判断――国内新聞社初、産経の新アプリは“AIが編集”
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注目のコメント
最近のwebメディアに関する動き・議論もあって非常に考えさせられる内容です。「記事の価値」を何と定義するかを、各メディアが表明しなければならない段階に来ているように思います。
記事の価値を判断する大まかな軸は、
◯多くの人が求める内容か
◯メディア側が発信したい内容か
で、各メディアがその間のどこに位置付けるかだと思っています。
多くの人が求める内容に振り切ったのが、自分が見たいニュースばかりが出てくるSNSです。これは何回かコメントしていますが、ある主義主張に多くの人が一気に傾くことを助長すると思っており、行き過ぎを危惧しています。
https://newspicks.com/news/1889017/
この記事に出ているJX通信社というベンチャーは存じ上げなかったので少しだけ調べたのですが、多くの人が求めるものを提供する方に振り切る方針ではないように見えます。
ですが、多くの人が求める内容とメディア側が発信したい内容の微妙な間のラインをAIで判断するというのは、素人的にはどうも想像がつきません。すごいアルゴリズムを持っているのでしょうが、いまのAIはデータのインプットとゴール設定がなければ動けません。
インプットするデータは、記事に対する人気なのか、それはどのサービスで得られたデータなのか、あるいはメディア側の意思をインプットするならばそれはどうやるのか。
ゴール設定としての「記事の価値」は、誰にとってのどういう価値なのか。
細かいところまではもちろん必要ありませんが、方針は示しておかないと、普及したときに大変恐ろしいことになる気がしています。AIのアルゴリズムはブラックボックス化されるので、同じ問題は他の分野でも起きてくるように思います。
