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マツキヨは中小調剤薬局の救世主になるか

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  • 暦オタ・ガジェオタ・ミリオタ・時々謎のPro Picer

    もしかして呼ばれましたかね(笑)

    せっかくなので少し解説すると調剤薬局の数は、コンビニを上回る5万7000店舗もあるのですが、トップ20社全部を併せてもシェア20%にもならないという、典型的な小店舗乱立の業界なのです。

    そんな訳で資本力がない企業が多い業界なのですが、昨今の薬価差益の縮小、診療報酬の抑制といった国の医療費削減政策に加え、ドラッグストアやコンビニ、医薬品卸などの大手が次々とこの業界に進出したことで、薬剤師不足が深刻になっており、中小調剤薬局の経営の先行きはかなり厳しくなりつつあります。

    その為、この業界の再編成は凄まじいスピードで進んでおり、この2〜3年、全業種の中でもM&Aが特に多い業界の1つになっているのです。
    その数は年間少なくとも数百店舗、年によっては1000店舗近いM&Aが行われていると言われています。
    (ウチにも調剤薬局専門のチームがあるくらいです)

    さて、ドラッグストアではトップ3には入るマツモトキヨシさんですが、調剤薬局分野では228店舗、年商340億で業界17位、シェアは0.5%に過ぎません。

    規模は大きくとも、既に飽和状態で安売り競争で雀の涙ほどの利益しかでないドラッグストアと比べて、薬価が決められ(=安売り競争がない)、高齢化でまだ市場の拡大が見込める調剤薬局は実は美味しいマーケット。

    しかしマツキヨさんの調剤薬局部門は思ったようには拡大できておらず、M&Aを使った拡大でも、専業大手はもちろん、スギホールディングス、ココカラファイン、ツルハ、ウェルシアなど同業ドラッグストアにも大きく差をつけられています。

    その為、とりあえずコンサルやOTCなどの供給を通じて、中小調剤薬局を囲い込み、将来的なM&Aにつなげていきたいというのが今回の方策なのでしょうね。(因みにマツキヨさんに限らず、実は他社さんも勉強会やら薬剤師の派遣事業やらで色々と中小調剤薬局の囲い込みには熱心です)

    ただ、調剤薬局の再編成は、予想以上のスピードで進んでいる為、こうした長期的な取り組みが奏功するかは時間との勝負といったところです。


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    フロンティア・マネジメント株式会社 企業価値戦略部長 兼 産業調査部 シニアアナリスト

    (あえてコメント上段に追記)大山プロ、お呼びしました(笑)。必見のコメントをありがとうございます(追記終)。

    こうして囲い込んでおいて、事業承継が必要な段階になったら買収していくのでしょう。
    薬局は薬剤師資格を持った後継者が親族のなかにいないケースもあるうえ、薬価引き下げの影響を在宅医療サービス等で補っていく必要もある。
    このため、個人経営では続けられず、事業承継ニーズは多い。
    てか、この記事は完全に大山プロ案件ですね。


  • 中小の薬局はとても多いですし、ドラックストアも意外と地域性があります。私の出身の新潟にはクスリのコダマという地場の強いドラックストアがありましたが、周辺都道府県への進出を試みるもうまくいかず、そうこうしているうちにココカラファインに買収されて新潟の店舗もココカラファインに看板替えされました。

    地域性がある主要因は物流だと思っているのですが、消費者からのロイヤリティも効いているとするとおもしろいです。地元のあのドラックストアがいいとか、近所のあの薬局がいい、みたいな部分ですね。マツキヨが買収ありきではないのは、もちろん改装コスト等々の費用対効果を見込んでの判断なのでしょうが、もしかしたら看板替えによる顧客離反の懸念もあるのかなと想像しています。


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