中国大手旅行シートリップが旅行比較スカイスキャナー社を買収、経営陣や世界各地のチームは維持へ
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なんと・・・。驚き・・。(買収額は約2,000億円)
Ctripは世界3位のOnline Travel Agencyで約3兆円/年の流通額を誇るサービスです。ただその多くのトラフィックはDomestic to Domesticで中国人による中国旅行となっています。
一方のスカイスキャナーはMetaモデルで、多くのOTAと連携することで収益を上げているのでモデルは全く異なるわけですが、私の感覚ではGlobal to Globalで様々な国間を結んでいるサービスである印象が強いです。(国内移動よりも)
これから先をどういう戦略としているかは不明ですが、察するに、Metaでの優先表示をCtripにすることでGlobal展開を強固なものにしていく。という足がかり的なものにするのではないかと想定します。
いずれにしてもかなり大きな業界再編ニュースです。人流の世界で力があるのはアウトバウンド(送り出す力)です。中国の力はアメリカを追い抜きつつありますから、世界の観光地は、中国の一挙手一投走に左右されます。中国のおかげでインバウンドが世界標準並みになってきた日本は、アメリカとカナダのような関係に持ってゆけるかが重要な視点です。
ゼクシイがないと結婚できない! ってぐらいにシートリップがないと中国旅行できない!!っていうサービスだったシートリップがスカイスキャナーを買収。
中国系のサービスの中では群を抜いて洗練されたデザインとサービスで。本当に素晴らしいサービスなので今後に期待です。
外国人にとってマイナーな条件の中国の宿を取ったり、中国系の航空会社のチケットを買ったり、中国の鉄道の予約ができる唯一のソリューションで愛用していました。
中国のWebサービスは中国の身分証や中国国内の携帯電話、中国国内発行のクレジットカードがないと使えないことが多く、世界最大のガラパゴスなのだが、そんな中facebook認証でログインでき、予約もスムーズなシートリップは本当に貴重。
最近は僕に東京>ソウルの航空券のマーケティングメールを送ってきたり、グローバル志向なのは理解していたが、大きな手を打った。スカイスキャナーも競合が強くなってきた割にパッとしなかったので、お互いにとってよいM&Aだと思う。
LenovoのIBMPC部門買収のようなインパクトを期待。
シートリップに期待するのは
・航空機の予約後のe-ticketを国際標準に合わせて発行してほしい。香港の空港税の払い戻しができない!!
・海外のクレジットカードで2%の手数料を取るのをやめてほしい。
・中国発の国際列車の予約もできるようにしてほしい。
あたりです。スカイスキャナーに学んでより優れたサービスに成長してほしいですね!!