迷走50年、日本の空港「非効率の極み」
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米国や東南アジアの新興国と比較すると特に羽田は悪くないけど、最もよく使うチャンギが素晴らしすぎてどうしても粗は目立つ。チャンギは荷物が出てくる時間圧倒的に短くて、市中心部の自宅まで早い時は飛行機降りて40分で行ける事が最高。タクシーでも2,000円くらいだし。あと、設備凄いのはドバイとかドーハといった湾岸産油国勢。まぁ、資金力から日本の空港が張り合えるとも思わないから不満はないけど。
岡村さんが指摘するように、チャンギを日常的に使うようになると便利すぎて他の空港が大きく見劣ってしまう。シンガポールは旅行=パスポート持って海外となるので、日本で言ったらばターミナル駅のような存在。だからこそ、徹底した効率化が図られたのでしょう。
エアアジアなど一部LCCは(最近はフルキャリアもOKな場合がある)、自宅で搭乗券を印刷してくれば、航空会社カウンターに寄らずに直接イミグレーションに行ける。シンガポールの長期滞在許可を持っていれば外国人でもパスポートと指紋を読み取るだけで制限区域内に入れる。しかも、免税も品物や店に寄るけれども、到着時にも買うことが出来る。間違ったものを買っても30日間の交換に応じてくれる(これも店や品物による)。
あと成田空港の問題は、制限区域内にプライオリティパス対応のラウンジがないこと。先日久しぶりにターミナル2からシンガポール行きに乗ろうとしたら、未だにプライオリティパス対応のラウンジがパブリックエリアにしかない。
チャンギの3つの各ターミナルには、3つぐらいはプライオリティパス対応ラウンジが設置されている。
日本の首都空港として、これはちょっと恥ずかしい。
とここまで書いて、一応、羽田も調べたら、プライオリティパス対応ラウンジがゼロ・・・
中部国際はKALラウンジとスターアライアンス共通ラウンジがプライオリティパスに対応でした。
日本の空港で良い点は、イミグレーションの審査が比較的早く、荷物がすぐに出てきて扱いも丁寧だということでしょうか(自動化ゲートを使うと入国スタンプが貰えず日本で消費免税を受けられなくなるので、マニュアルで通過してます)。それと掃除が行き届いていること。かつての記者時代、20数年前になりますが、地方空港の課題を取材したことがあります。
その当時から問題点は変わっていません。
「地方空港を作れば活性化する」といった甘い夢を見て、利便性や収益性もそこそこに、あちこちに作ってしまったため、各空港とも赤字を垂れ流しているという構図です。
10周年を迎えた地元の神戸空港も同じ問題に悩まされています。関空と伊丹を加えた3空港の一体化を打ち出していますが、なかなか簡単ではありません。