【アドラー心理学】自分を苦しめる6つの「認知の歪み」から脱出
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「取り扱い注意のアドラー心理学」とは、言い得て妙。2013年に発売されて135万部を超えるベストセラーになった『嫌われる勇気』など、一時期アドラー心理学は大変人気となり、今でもその人気はあると感じています。
ただ、私がこれまでアドラーに関する本を読んできて感じることは「理論は分かるが、実践するのは難しい」ということ。
それは、「私」の行動は過去(環境や遺伝)ではなく「私」が決定し、今ある自分は「私」の責任であるという考えが伴うからです。
以前、『人の気持ちがわかる人、わからない人 −アドラー流8つの感情整理術』の著者である和気香子さんと偶然お会いしました。その後も交流させて頂いているのですが、彼女に開口一番話したのは「実践は難しいですよね」という言葉でした。彼女と意気投合して、その後しばらく話が続きました。
アドラーがいた同時期には、フロイトやユングもいて、アドラーとの交流もありました。ただ、その中でも、「私」の内なる心からの現状改善のための行動に重きを置いたアドラーは、自己啓発に向いているのかもしれません。そのため、ビジネス関連書としても人を惹き付けているのかもしれませんね。
実践は難しいが、難しいから断念するのではなく、自分を常に律するためにはアドラー心理学は役立つと思います。「自分が全てを決められる」「自分次第」という、アドラー心理学の自責的なスタンスは、たしかに有用です。まず自分一人に責任があると捉え、自分がコントロールできる範囲で行動を始めなければ周りが変わることはありません。
一つ注意すべきは、他人に自責を強制しないこと。自分が選んで自責的に考えるのはパワフルですが、周りから言われると自己肯定感を下げてしまうことがあります。
参考:自責を相手に強制する「詰め」の無意味さ
https://cybozushiki.cybozu.co.jp/articles/m001023.html「人間は、自分の行動を自分で決められる」
これはアドラーの「自己決定性」という考え方だ。
これは
「課題の分離」つまり「自分の課題」と「他者の課題」が出来れば出来るよなー。
自分のことをどう思うか
というのは明らかに「他者の課題」。
だからそこに自分が介入しても解決しないんだよね。
僕がアドラー心理学で一番活用してるのはこの考え方。