電通 社員心得「鬼十則」手帳への掲載取りやめ検討
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この鬼十則、私も以前サラリーマン時代に自分の机に貼って毎日見ながら仕事をしていたものです。
とても私の支えになってくれたことを今でも思い出します。
この鬼十則を手帳から消してしまうという事ですが、鬼十則が問題なのではなく、この先人の教えを正当に解釈し、受け継いでいない現在の重役たちやそれを是としている社の風潮が大問題なのである。
いみじくも現代の宗教の教えなども同じ事が言えると思います。
釈迦やキリストは戦争や殺し合いなど推奨している訳もなく、その教えを間違って解釈し、実践してしまっている。更に、その間違った解釈を後進に強制して来た結果が現在のテロや戦争を引き起こす我々になっているのです。
つまり、先人の教えに立ち返り、正しい解釈の基に正しい実践をし、正しい結果を得るというサイクルに戻す必要があるのです。
仏教の教えに『諸法無我』というのがあります。
これは、諸々の法(教え)に意味や実体があるのではなく、それを実践し経験を得る事に意味が発生するのである。というものです。
まさしくこういう事を言っているのでしょうね。
従って、鬼十則を「これが問題なのだ」と手帳から消してしまう現在の電通の経営陣は、相当問題ありでしょうね。
こんなことを言ったら私も干されるのかしら…。
注目のコメント
こうなるんだろうな、とは思っていました。リクルート事件後、「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」という社訓が公式には消されたというエピソードを思い起こさせます。
襟を正すことは必要ですし、世間の目を意識した象徴的な意味合いではあるのでしょうが、言葉狩りをしても解決には繋がりません。
ご不要なのであれば、リクルートの旧社訓ともども、勝手に拝借して継承します。例えばマキャベリの「君主論」や孫子の「兵法」を必読書に挙げる経営者に対し、戦争礼賛者だと批判する人は少ないですね。あくまで現代の経営に置き換えて読んでいるわけで。
そういう意味では鬼十則の「殺されてもはなすな」をリスクを回避してなくしてしまう、文脈を理解しない言葉狩りも怖いなとは思います。
その一方で鬼十則でさえ所詮は「人が作ったもの」ですし会社は宗教ではありません。ですので聖書のように原典として崇めるのではなく、時代に合わせてアップデートしていけばいいんじゃないかなとも思います。
電通という業種を考えると個人的には6:4でやや「アップデートしてった方がいい派」です。NPの皆さんは、電通はあまり好かんが鬼十則擁護派が多いようですね。
個人的に鬼十則好きです。仕事は自ら創るべき、大きな仕事に取り組め。など、刺激的。古巣リクルートの「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」も好き。
朝倉さんのご指摘どおりリクルートの社訓は事件とともに消えました。それでも、2000年代前半にも机に「自ら機会を創り出し~」プレートを置いている先輩が多数おり、目に触れる機会は多々。なので染みついてます。今は、プレートを持つ社員が激減してるでしょうから現役社員にどれだけめに触れる機会があるか分かりませんが。。。目に触れる場所に大事にしたいフレーズがあるのはとても大事なこと。
手帳から消えるのは、やや残念。
※誤解した指摘を受けたのでちょいと追記修正しました。