東大、汗をかくことで体温を下げ長時間稼働できるヒューマノイド
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水の比熱は4.217J/K.g(1gの水が1℃温度上昇する為に必要な熱量は4.217J)ですが、気化熱は2250J/g(1gの水が蒸発するのに必要な熱量は2250J、厳密には100℃で沸騰する時の値)です。これの意味するところは、水が最も多く熱を消費するのは昇温ではなく蒸発する時で、つまり周辺から最も熱を奪うのは蒸発時という事です。実際には平衡蒸気分圧の温度特性の影響で、水は100℃より低い室温でも蒸発します。だから100℃でなくても洗濯物は乾くし、霧吹きを浴びると夏は涼しいわけです。
こういう自然の摂理にあった条件を整える為に、スポンジ金属を使いこなすという辺りに、日本のアカデミアらしさを感じます。とても好きです、こういう志向性の技術は。これは、素晴らしいアイデアだと思う。
気化熱を使えば、極めて低コストで冷却できる。
実は、人間が絶滅しなかったのも、このためだと言われている。
人間は、汗で体温を下げられる珍しい動物。
犬やネコなど、毛に覆われている大半の哺乳類は、汗で体温を下げることは出来ない。
人間は200万年前、体毛を捨てて汗で体温を下げられるよう進化し、長距離を走れるようになった。
この進化がなければ、体力的に劣る人間は、サバンナで生き残れなかった可能性が高いとのこと。
次は、手に汗を握るロボットを開発することを提案したい。
危機敵な状況で、汗で摩擦係数が上がることにより、道具を握る手の滑り止めになる。
これも、人体の素晴らしい仕組みだ。