タクシー代、乗車前確定を実験 スマホ活用、国交省17年度
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海外からの旅行客など、相場間がない人にとっては安心できる非常に良い仕組み。
一方、目的地の緯度経度(を特定するための住所)がわからないとシステムが動かないので、"とりあえずまっすぐ行って、止まるところで伝えます"みたいなみたいな使い方できないですね。選択できればよいと思いますが。
注目のコメント
事前に確定するというよりは、「キャップ運賃」に近いものになるかもしれません。
アプリで行き先を入れると概算料金が表示され、それで確定すればそれが上限。運行後、メーターの方が安ければメーター運賃を、渋滞や回り道などでメーターが上限運賃を超えたら上限運賃を払えばオーケー、という仕組み。
まだ検討段階ではありますが、年内には方向性を固め、来年には実現すべく努力中です!公共交通は確定運賃が当たり前です。タクシーは渋滞リスクを利用者に押し付けてきたのです。組合も経営者もにげていました。
英米では、流しのタクシーだけが公共交通機関としてメーターを利用でき、車庫待ちのハイヤーは自家用扱いでしたから、メーターがつかえず、事前確定運賃にならざるを得なかったのです。そこにスマホアプリが登場しましたから、ミニキャブやuber等が登場したのです。確定運賃のミニキャブやブラックタクシー(ニューヨーク)は既存のタクシーを脅かスくらいに成長しました。日本の仕組みは特殊で流しと車庫待ちを区別していません。
ニューヨークではタクシー運転手の英語試験を廃止する法案が市議会を通過しました。アプリがあれば、片言英語で構わないからです。
日本の問題は、組合、経営者が国の行政にしがみついてスピード感がないことです。実験など不要ですが、コンセンサスづくりのためにおこなうのです。ましてや税金を使わなくても明日にでも業界の資金で実験はできます。タクシー経営者が確定運賃で申請すれば、運輸局はイエスノーを理由を付して判断するのが道路運送法の仕組みのはずです。
従って、タクシーは欧米のように自治体行政にすれば、いろいろ変化が出るでしょうUBERのような新規参入者を脅威として排除するのではなく、自らのサービスレベルを新規参入者と同レベルに研鑽するという動きは非常に健全だと思います。
そういう姿勢さえあれば、多くの大企業は「イノベーションのジレンマ」を回避できる(できたはず)と思います。