「死にたい」と家族に…電通社員の女性が過労死
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注目のコメント
顧客(広告主)だけでなく、従業員に対する対応も世間の常識からかけ離れている。この会社は徹底的に糾弾されないといけません。
ちなみに、弁護士が事実確認できた残業時間が「100時間以上」だったというだけで、「睡眠2時間で身体が震えた」等のSNSでの本人証言から考えると、実態としては200時間くらいは残業させられていたと思う。立派な殺人ですね。
亡くなった女性や遺族に対してできることは、「同じような悲劇が起きない社会を作ること」ではありません。
何よりも優先されるべきは、「彼女の自死に至るまでの事実関係を全て明らかにして、会社や上司など責任を取るべき人間を裁くこと」だと思う。うつ状態になると判断能力が低下し、絶望の深い闇の底でもがきながら最後は命を絶つ方もいらっしゃいます。インフルエンザなどで熱が40℃近くあるとき、全身倦怠感、気力低下、集中力低下、食欲低下などが出現し絶望的な気分になることは誰しも体験したことがあると思います。うつ状態とはまさにあれが一生続くようなものです。死んだ方が楽なくらいつらい状態なわけです。もしもまわりに過労で「死にたい」と漏らす方がいたら無理矢理にでも専門家に繋げた方が良いと思います。本人の判断能力ではそのような合理的な判断はもはや出来なくなっているためです。
まずは女性に心からの冥福をお祈り申し上げます。
その上で、個人的には言いたいことが沢山あるのですが、本件は女性個人の背景、性格の問題では全くなく、完全に①広告業界における業界文化、②個別の企業文化、そして先日の当該企業の過大請求問題とも関連する③広告における商慣行、の3つが複雑に絡み合った問題であることだけは、強く主張いたします。
正直、様々な過去のことも思い出すと、胸が苦しくなります。この件は、あくまで氷山の一角です。そして、特に今は、上記③が多様な問題の根幹になっていると感じます。それは広告代理店だけでなく、広告主側の問題でもあります。単なる長時間労働、過労の問題として片付けては行けません。
女性のTwitterアカウントです。亡くなる5日前が最後になっています。
https://twitter.com/matsuririri
有望な若者を酷使するような状況は、今すぐにでも改善すべきです。それがジャーナリズムが本来果たすべき役割と私は信じています。