あまりにも異常な日本の論文数のカーブ - ある医療系大学長のつぼやき
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私も2004年くらいから急に論文書く気が失せました笑
独法化の影響もあるかも知れませんが、日本のアカデミア人生展望に対する絶望感で、そこまでして論文書いて成果を出したいと思えなくなりました。私のケースは個別ケースですが、全体の空気感は他の業界とも多少なりとも共有していたような気がします。THEの世界大学ランキングでは、順位が下がってきている日本の大学ですが、その理由は論文数や論文の被引用数にあるので、世界各国の中で唯一、グラフが腰折れしているこの状況を変えない限り、世界でのポジショニングは上がらないはずです。
これくらい分かりやすくエビデンスがあるので、国策としてどうしていくべきか検討すべきでしょう。財務省の勘定だけで毎年度予算削減していると、本当に取り返しがつかなくなります。科学立国を目指すためには、今すぐ役に立たないかもしれない研究含めて、未来の為に種を蒔き続けないといけません。一度研究が途絶えると、復活するのに数年〜数十年単位かかりますし、その間に他国に更に差をつけられるでしょう。オリンピックの3兆円を1/20ずつでも20年かけて研究費に回すと、数年後には他国と同じペースの論文増加率に戻るのではないでしょうか。