ユニクロ柳井氏「いずれ、グーグルと競合する」
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ウェアラブルデバイスの進化は、人間にとってはおもちゃのような小さな一歩に見えますが、コンピュータにとっては人間を知るための大きな革命的な一歩になります。
ファッションを通しての人工知能の人間理解が進み、人間の社会的な行動に影響を及ぼすためにの、衣服の活用がより深く試みられると思います。
「自動運転の家電みたいな自動車ではクルマのよさや楽しさは味わえない」と自動運転への世界のシフトに葛藤した自動車業界のように、ファッション業界も「(ARで投影するような)服は、着ることの味わいや良さを奪ってしまった」と嘆く日が、それほど遠くない未来に来るのでしょう。そのときユニクロがどちらの側に立っているのか…!
注目のコメント
今までの発言から推察すると、柳井さんが描く近未来図は、
⑴ ソーシャルメディアやファッションショーなどの媒体から消費者がファッション情報を獲得
⑵ 消費者は登録してある自分のサイズに合ったオーダーメイド服を発注
⑶ 消費地に近いロボット工場(兼物流拠点)で縫製
⑷ ICタグを付けて出荷
⑸ 作り置きしないので流通在庫は大幅削減(欠品もゼロ)
⑹ 自動運転車、ドローン、UBERみたいな配達員が店舗、コンビニ、オフィス、自宅等どこにでも即日お届け
⑺ 消費者は届いた服を着たスナップ写真をソーシャルメディアに投稿
…みたいな感じでしょうか。「ただし、彼らは専門家じゃないから、服に専念できない。そこで勝つためにどうしたらいいかということを我々は考えています。情報を集めてそれで服を作る。」
これは即ち、販売という分野では近い将来競合するけども、製造分野ではこの先もまだ勝機があるということですね。AmazonもGoogleもECをやっているので販売チャネルは当然競合する。でも製造まで垂直統合は短期的には考えてないはず。これはアパレルのみならずどの業界でも言えること。