コマツ、工場IoTを5000工程まで拡大。協力会社も参加し生産改革へ
コメント
注目のコメント
コマツの取り組み。下記は昨年の記事だが、KOM-NICSと読んで数年前からはじめている。サプライヤー(みどり会と呼ばれる協賛企業の会がある)に広げるのも規定路線で、着々と進んでいるなぁと言う印象。
なお、コマツは建機だけでなくプレスなど産業機械も製造・販売している。Komtraxは建機の稼働状況をリアルタイム把握できるシステムとして有名だが、産業機械にも導入されている。
https://newspicks.com/news/1141102?ref=user_100438ビジネスモデルの仕組みを作るのがとてもうまい会社ですね。
コムトラックスと呼ばれる装置を有料オプションでつけられる、搭載された建機は付いていない建機よりも高い値段で売る、という戦略もあり得るわけです。
しかし、無償での提供サービスと位置づけた。
装備や、情報管理などの運用、燃費向上アドバイスなどには当然コストが発生します。
コストを回収するために有償提供だったり、建機価格に上乗せしても不思議ではないのですが、それをやっていない。
これこそがビジネスモデルのカギなんでしょう。
無償で着くということは、コマツのどの建機にも標準装備できることになり、結果、あらゆるコマツ建機ユーザーの情報が集まってきます。
全ての情報が収集できるというのがポイントで、データから建機状態や故障状況の把握、予防保全ができて顧客満足を実現できるだけではなく、純正交換品販売から利益が生まれ、需用予測・生産計画まで立てられることになる。
そして、記事にあるとおり、
集まってくる大量データをうまく活用し、ユーザーや販売代理店への提供価値を上げ、自社の利益向上にもつなげている。
建機というモノを販売して終わりではなく、生産、販売、アフターサービスという一連のサービスバリュー全てにパフォーマンスを発揮できる。
強いです。