米金融機関大手のWells Fargo: 5300名の行員を解雇処分・不正口座の開設に関与
コメント
注目のコメント
ひどい…具体的な内容が下記に出ている(詳細後述)。一番問題だと思ったのが「過去数年にわたって5300人の行員を解雇してきた(Wells Fargo confirmed to CNNMoney that it had fired 5,300 employees over the last few years related to the shady behavior.)」という点。ようは発覚はもっと前にしてきたのに、それがプロセスとして改善されないまま数年間継続してきたということ。正直、ありえない…あと、相当大きい規模のスキャンダルになるのではないかと思うのだが、昨日もそしてアフターマーケットでもあまり株価が反応していないのは気になる。
あと見出し部分に関して不正口座開設というより、口座を不正に顧客の了承なく開設したというのが問題。具体的には
・新規口座を了承なく開設(そのために偽のメアドも作ったり)
・資金がそこに移されたため、元口座の最低金額を割り、口座維持料などが顧客に発生
・加えて56.5万件のクレジットカード口座も了承なく開設、それによるカード費用なども発生
・2015年に訴訟が発生、行内のコンサルによる内部検査はその後始まったとみられる(Over the last few yearsと少し矛盾があるかも?)
http://cnnmon.ie/2cH0ZnK
<追記>気になるのは海外掲載メディアのトップページで、あまり大きな扱いを受けていないこと。不正に口座を開設することは、元金融にいた自分の感覚では相当な大事だし、それが特定ではなく組織的だったというのは相当に大きいのだが…<追記終>繰り返されるこの手の問題。
四半期決算の開示による、株主や市場の反応に戦々恐々となっている、その状況が変わらない限り、こういうことは繰り返されていくのだろう。
それは、反射的に数字でしか反応できなくなった市場を見ている者たちの責任でもある米国の優良銀行の代表格がこんな不正をしていたんですね…。
ウェルズファーゴといえば、バークシャーハサウェイ社の投資先の中でウエートが高い企業の1つ。
この件に対してバフェットさんがどのようにコメントするか興味深々です。