ドイツ・シーメンスが日本で水素製造システムの実証を検討
コメント
注目のコメント
コメントありがとうございます。幾つか発言の趣旨に基づき訂正します。1.主体的に水素事業SCですが、我々は技術開発をする機器メーカーなので、日本企業主体のチームでしかプロジェクトを進めません。2.風力発電事業の半分しか系統に接続されていないは「水素化は事業性ありや?」に対し、「弊社に実証実験では,水素の元になるエネルギーコストがゼロであればペイする。例えばある風力発電所が発電の半分しか電気を引き取ってもらえない場合、捨てる電気を水素化すれば、損益分岐点ギリギリになる可能性はある」でした。是非実現したいですが、5年くらい先の話と認識しています。
(追記)
大場さんコメントありがとうございます。同会見のもう一つの再エネ関連の発言では、「現状当社が市中で認識している再エネプロジェクトを全て足すと、経産省2030年エネルギーミクス目標の1.3倍位になる」というのもありました。ただ、再エネは候補地及び消費地への送電網キャパに問題があり、これは当面解消されないと認識しているので、水素他の別のエネルギーサプライチェーンも中期的には可能性が高いと考えています。グリッドの容量が足らず風力の電力を大量に捨てていると言われている中国でさえ、平均で8%、多いところで20%程度の「棄風率」というのに、半分とはどういうことですかね。
中国:風力発電抑制比率20%超の地域で新設風力が不可に
日本エネルギー経済研究所 2015年7月
http://eneken.ieej.or.jp/data/6159.pdf
風力から得た電気で水素にしてから、その水素でタービン発電した時のエネルギーロスは半分では効かないと思うので(恐らく水電解と圧縮で30〜40%のロス、ガスタービン発電でさらにそこから70%ロスになるので、残るのは20〜30%になると思われる)、他の変動吸収の方法と比べてこのロスをどう評価するかでしょうね。
私は余程電力需要のないところでの発電でなければ殆ど無理だと思っちゃいますが。そして、風力はグリッドがあるできるだけ需要地近くから作ります。
追記
中の方のコメントが来ましたね。
「半分引き取ってもらえないようなコストゼロの電気なら」という条件がついているようですね。計算上は成り立つと思います。日本国内だと、グリッドが消費するようになったら崩壊しそうなビジネスモデルのような気もしますが。このご時世、まだこんな話が出てきますか。
経済性・環境性能の議論の前に、日本には色々な課題があります。
・発電 再生可能エネルギーは単体では安定せず、電解装置の収率もガスタービンの稼働率も極めて悪くなる。
・蓄電 (大場さんのコメントどおり)
・送電 日本では風力発電は郊外しかできず、製造した水素・余剰電力を供給するためのサプライチェーンに課題を抱えるだろう。
・消費 上記につき、車密度の少ない田舎でしか安定操業できないので、FCVへの効率的な活用も困難である
・消費 そもそも若者は全国的に減り、所有欲も減ってカーシェア・レンタルなどで賄う。田舎では燃費と積荷量が重視される ←外国人×キャリア組のバブル脳では理解できない模様
以上、失敗する価値もない。
止めるなら今のうちかと。