IBMが目指す、スタートアップ型の「デザイン思考」(後編)
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注目のコメント
IBMが目指すデザイン思考と、スタンフォード大学等のデザイン思考は、方法論として大差なく、結局はファシリテーターの能力次第。
ただ、Hills(目標の丘)というアウトプットが特徴的。Who(顧客は誰か) + What(満たすべきニーズ) + Wow(差別化となる驚き)を一文に洗練し、顧客中心の目標を共有する。トヨタのCMの"WHAT WOWS YOU"もその一種かと。
なお、Watson案件でも、AIという手段(How)は決まっていても、目標(Who+What+Wow)がないことが多く、デザイン思考が欠かせない。
http://www.ibm.com/design/thinking/keys/hills/前編へのコメント(https://newspicks.com/news/1717635?ref=user_173296 )で後編に期待と書いたが、後編でもデザイン思考そのものについての解説は無かった。IBMの事例紹介記事として読むなら悪くない。
"This article was produced in conjuction with IBM." がsponsored byとほぼ同じ意味だと学べたのは収穫。本記事についてだが、IBMがデザイン思考を顧客に提供することそのものをコンサルティングとしているので、(ネタバレできずに)こういう記事になっているのかも。読者が期待しているのは、デザイン思考そのものの概要を知ることだと思うのだが。。。
社内外でももっとオープンに話題にできるといいと思う。
先日、研修を受けてきた感じでは、本気で社内外で付加価値や差別化要因として、広めていこうとしている感じがする。現在の会社の方向性としては、コグニティブ+クラウドだが、今後、コグニティブ+クラウド+デザイン思考にシフトしていく予感。