インドで仏教徒1億人を率いる、日本人僧侶の破天荒人生(前編)
NewsPicks編集部
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この記事を書いたライターの川内です。
佐々井さんには昨年の同じ時期にもお会いしたのですが、驚いたのは前回、僕と話したことはもちろん、何を話したのかも憶えていたことです。
インタビュー中に「これは前回も言ったかもしれないけど」「繰り返しになるけど」と何度も確認されていて、確かにほぼその通りでした。
普通のおじいさんではなく、今もインド仏教徒の頂点に立つ方なので、1年間で顔をあわせる人の数は想像もできません。その記憶力がすごい、ということに加えて、憶えてくれていてとても嬉しく思いました。それが多くの支持者を魅了するカリスマ性の一端なのかもしれません。インドで最も有名な日本人は、間違いなくこの方です。
ただ、ビジネスをしているうえでは佐々井さんの名前は全く出て来ないので殆ど知られていません。なぜなら彼は、インドカースト制度の最下層にすら入る事を許されない不可触民と言われる人々の解放運動のリーダーだからです。その層について都市に住むホワイトカラーが外国人である日本人と話すうえではタブーに近いトピックだからです。興味深い連載。次が気になる。
「自分は神様を見たことがない。本当にいるかわからないから、いくら助けを求めても、助けてくれるかわからない。しかし、仏教は天地自然、大宇宙が『我』と説く。天地自然で自分は構成されている。すなわち、いま、ここにいる自分は阿弥陀の一部なのだ」