ソフトバンク、英ARMホールディングスを3.4兆円で買収へ-FT紙
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シナジー云々言ってる人一杯いるけど、ソフトバンクがシナジーある買収とか第一義に考えてるわけないやん。そもそもボーダフォンだってそれまでの本業だったソフト、ハードの卸と全然関係なかったやん。これからIoTが来ると思って投資ファンド的に張ってるだけさ。超巨大ハンズオンのヘッジファンド。ARMに関してはiPhoneを扱った時あたりから興味あったと思うよ。半導体ビジネスの潮目がインテルから大きく変わったタイミング。今回ブレグジットがあったので買いやすくなったって事かな。携帯キャリアビジネスすら売ってしまう可能性あるからね。
<追記>初報はNYTかもしれないが、下記FTのほうが詳細。234億ポンドの提案で、金曜終値に対して43%プレミアム、170億ポンドをキャッシュで(残りは株?)とある。確かにBrexitでポンド安にはなっているが…ちなみにARMの株価は過去5年でもピーク水準にある。
スーパーセルとAlibabaの売却で、合計で1.5~1.6兆円くらい調達していたはず。170億ポンドは約2.4兆円なので0.9兆円ほど現金部分に関して調達が必要。
http://on.ft.com/29Nxlt9
<追記終>
<追記2>あまりシナジーが個人的には見えないが、なぜ買うのか考えてみる。もりちゃんさんやNakamuraさんがコメントされているようにスマホだけでなくIoTなどにも広がる可能性(Intelなどももちろん狙ってはいる)はある。人工知能は良く分からない(GPU系のほうが強い印象を個人的には持っている)。ここはsyouyuさんのコメントもご参照頂きたい。
単独のビジネスとしては既に儲かっている。ただ実績PERで50倍で、スマホの成長が寝てきていてQualcommやMediaTekも数が増える中で利益が伸びてない。またIoT・AIは今後の競争領域なので、本当に成長期待が実現されるかはリスク要因で、直感的にはバリュエーションは高い印象。
シナジーがあるのか?半導体と通信企業のバリューチェーンを統合したことは今までないはず。新しい形と思うが、通信企業の規模を考えると、一社で世界中の通信は抑えられない。そうすると、垂直統合するメリットをあまり出せないのではないかと思う。むしろあるとすれば業態転換?<追記2終>
下記がNYTの報道原文。金額などの詳細はないが、ARMについてはロンドン証取上場で、時価総額は約170億ポンド(約2.4兆円)。スマホのチップは、Qualcommなど大体ARMのコアをベースに作られている。コアライセンスの提供なので、ファブレスのなかでもチップ自体を企画・販売するQualcommなどに比べて売上高は小さく、ARM約1800億円、Qualcomm約3兆円。一方、時価総額はARM約2.4兆円、Qualcomm8.5兆円。実績ベースでPER約50倍。
報道を真として、買収して何をしたいのかがいまいち良く分からない…
http://nyti.ms/29I7bGuARMコアのCPUはスマートフォンでは独占的なシェア。
モバイル分野だけでなく、人工知能など将来性のある分野に深く入り込めるのなら、ソフトバンクにとってSprintより意味のある買収になるのではないか。
【追記】
ソフトバンクのプレスリリースが出ました。
http://www.softbank.jp/corp/d/sbg_press/
ARM完全子会社、ブリッジローン契約。Katoさんの見立て通りの金額になってますね。