「省・小・精の技術」を核に、プリンター等のプリンティングソリューションズ事業、プロジェクター等のビジュアルコミュニケーション事業、時計やロボット等のウエアラブル・産業プロダクツ事業を展開。インクジェットプリンタでは世界シェア3位、国内シェア2位。マイクロピエゾテクノロジーが強み。
時価総額
1.03 兆円
業績
新着記事一覧
日本人の深層心理に影響を及ぼす理系・文系の呪縛、理系だから、文系だからという言い訳、もうやめませんか? 【StraightTalk】生物学者・起業家の高橋祥子氏に聞く、今後の社会課題を解決する人材を育成するために必要なこと
4Picks
「無知は弱いけど、強いんです!」…大企業を辞めて「斜陽産業で起業したら超大変だった!」、女性起業家が明かす「過酷な現実」と「斜陽だけど『大丈夫』なワケ」
3Picks
【好きなことでお金を稼ぐ】 知識・経験ゼロからの「のんびり副業」「ゆる起業」 …リピート顧客を生み出す「メール」の書き方 - 「おウチ起業」で4畳半から7億円 ネットショップで「好き」を売ってお金を稼ぐ!
3Picks
【スタートアップあるある】契約書をチェックしなかったせいで会社として終わってしまう - 起業家のためのリスク&法律入門
3Picks
部長以上、必見。アジャイル組織の肝は「リーダーの団結」だ
5Picks
折りたたみPCって微妙だな…。「Lenovo ThinkPad X1 Fold 16」レビュー
2Picks
シジュウカラはジェスチャーで気持ちを表現している
3Picks
PC周りのホコリを退治! 残量を気にせず使えるサンワサプライの電動エアダスター
2Picks
【和田ラヂヲ】掃除中は遊びたくなる[ジャンピン ジャック ガジェット ep.41]
2Picks
手元と音声でAIをサクッと操れるワイヤレスマウス「GPT mouse」がまもなく販売終了
3Picks
プリンターはいわゆるちゃりんちゃりんビジネスモデルの典型例でしたが、特に新興国では、そのちゃりんちゃりんビジネスは顧客ニーズに合っていなかったということですね。そしてたぶん、トップシェアのHPにはできなかったこと。HPは新興国においてはむしろ、HPプリンターに適用する非純正および偽造カートリッジがとても普及しているからこそシェアをとっている。セイコーエプソンがそうだったならば、取りづらかった戦略でしょう。
以前、ケニアの農村部の小学校にいったら、このプリンターが活躍していました。学校は小テストをまめにするので紙が必要。印刷量が多いので通常のプリンターだとすぐにインクが切れる。コストもばかにならないし、なにより農村部では、換えのカートリッジを手に入れるのに車に乗って町まででかけていかなければならない。
従来のプリンターが新興国で十分に普及しないことを市場や事業環境のせいにせず、これまでの自社のビジネスモデルを否定してニーズにあった製品を作ってきたことがすごいと思います。
こちら、セイコーエプソンのプレスリリース
販売台数は2014年度で400万台、2015年度で500万台といったところでしょうか。国数も多いので、新興国で広く薄くといった体ですね。まだまだ先を見ている製品だと思います。
http://www.epson.jp/osirase/2016/160706.htm?fwlink=jptop_news_160706
スマホ本体を安くして高い通信料金でロックすることも・・・。
企業側は紛らわしい商法をやめて本来のあるべき姿に戻るべきでしょう。
そういう意味では、素晴らしい商品だと思います。
5年かけて1500万台で2014年などは年間で430万台売れたという記事もあった。
新興国を中心にエプソンの売れ筋プリンターになりつつあることから、今後は他社も追従せざるを得ないのではないだろうか。
あと、先進国では紙への印刷自体がペーパーレスが叫ばれる昨今、時代錯誤的なものになってきているというのもあるだろう。議会などで毎回多数の議員に配布する紙資料をタブレットに変更して高精細な電子データ化すれば紙代も印刷代もそれをホッチキス止めする必要も無くなる。プレゼンもPCかタブレットで済ませる人が増えてるだろう。こうなってくるとプリンタを主業としてるエプソンやキヤノンからすれば死活問題になってくる。
もちろん、大容量インクタンクを先んじて投入したのは素晴らしいが、かたやペーパーレス社会が進んでいくことを考えれば、この事例は残されたパイを誰が先に食べるか?という戦いにも見える。
技術的にも、インクカートリッジをある頻度で交換することにより、インク詰まりなどをさせられたのでは無いかと思うので、そこにもイノベーションがあったことだろう。
新興国だけで展開するという選択肢もとれた中で、国内展開したことにも敬意を表したい。
5年後、こちらが主流になっているとすると、家電屋さんのインクカートリッジコーナーが縮小されているかもしれません。カメラのフィルムコーナーのような感じでしょうか?
イノベーションです!
ここからわかるのは、新興国においてはやはり現地のニーズに合致したものを出さなくてはいけないし、そうすれば売れるということですね。
大容量インクタンク搭載であれば環境負荷も低くくて良いのですが、肝心の収益はどう上げるモデルなのか気になります。また、新興国でも今後急速にタブレットなどの普及でペーパーレスも進むでしょう。この辺をどう考えているのか、知りたいところです。
しかし、こうした既存のビジネスモデルを覆してしまうようなモデルはソーシャルベンチャー的に独立系メーカーが始めそうなものを、セイコーエプソンが販売を開始したというのは意外でした。