打倒グーグル。内部資料が明かす、トヨタのデジタルシフト
NewsPicks編集部
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昨日まで名古屋にいました。
たくさんは書けないのですが、トヨタの社名から「自動車」の文字がとれる日が来ないとは限りませんね。2年後の自工会会長人事も気になります。本日より、特集「トヨタの未来をつくる『7人の侍』」を開始します。
内製にこだわってきたトヨタが純血主義を放棄し、積極的に外部人材の登用や提携、出資・買収をはじめました。
トヨタが手を組んだ人物たちにフォーカスすることで、トヨタが描く自動車や社会の未来像を描き出すことを試みたいと思います。さすが、経済メディア出身の精鋭の皆さまたち、思い切った企画をなさる。
こうしたコンフィデンシャルな企業資料を公開するのは、珍しい。
それはそれとして、当該書面にあるような内容、あくまでも「全容把握」であり、これからトヨタが大きく変わる、とは思えない。
なぜなら、こうした巨大な時代変革に対する危機感が、トヨタおよびトヨタグループ全体、さらには日系OEM全体のなかで、「あまりにも希薄」だからだ。
そうした現場を、筆者は「目の当たり」にしている。
経営陣のごく一部が「焦り」があるだけで、このままいくと、日系OEM全体の屋台骨を大きく崩れる。
何をどのように議論するべきの基盤が、自動車OEMは持ち合わせていたない。
トヨタのように、こうした「調査書」をまとめ、組織の一部を改革するだけでは、時代変革にはまったく太刀打ちできない。
業界全体として、「これから、まったく違う時代が始まる」「明日のわが身はまったく補償されてない」という極めて強い危機感を、どのように持たせるか?
あまりに大きな課題であり、現実的には「不可能」に思える。