産業用ロボット市場は今年、本当にプラス成長できるのか
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従業員一万人当たりのロボット使用台数は
一位 韓国 478台
二位 日本 314台
三位 ドイツ 292台 です。
対して中国は僅か36台ですが、このところの輸入台数は飛び抜けていて、総設置台数は年末までに世界最大の日本を抜くと予測されています。
中国の賃金上昇の勢いを見れば、数年以内に中国が世界ダントツのロボット大国になることは明らかで、最早業界の成長は中国の行方にかかっていると言っても過言ではないでしょう。
反面中国経済の行方は不透明感が強く、中国一本足打法には大きなリスクが伴います。
新しいマーケットの開拓が早急に必要ですね。下記に日本ロボット工業会の統計がある。中国が需要として拡大していることがわかる。関連するものとして工作機械受注をみると、2015年12月の累計値を見ると、受注総額1.48兆円、うち内需5862億円、外需8944億円(中国2552億円)となっている。
工作機械と比較すると、ロボットは内需と中国需要が同程度になっており、工作機械以上に需要面でのキャッチアップを短時間でやっている印象(工作機械も過去10年は中国需要が大きかった)。
国内出荷、輸出額(うち中国)
<2008年>
2472億円、4027億円(1175億円)
<2009年>
1243億円、1758億円(602億円)
<2010年>
1487億円、4076億円(1745億円)
<2011年>
1675億円、4309億円(1477億円)
<2012年>
1783億円、3627億円(1196億円)
<2013年>
1522億円、3515億円(1152億円)
<2014年>
1667億円、4233億円(1580億円)
http://www.jara.jp/data/01.html2016年4月に開かれた中国電子情報博覧会において、中国の工業情報化部の副部長が「中国の産業用ロボットの保有台数が世界の4分の1をしめている」と述べた。ロボット産業の第13次五カ計画によると、5年後中国の産業用ロボット販売台数が年間で15万台に達する見通し。
「中国製造2025」によると、鍵となる工程のインテリジェント化やロボットによる代替、生産プロセスの知能化最適制御、重点におけるインテリジェント工場やデジタル作業場の建設を進める。