独シーメンス、スペイン社と風力発電機事業統合で合意
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Siemens(ドイツ)とGamesa(スペイン)の風力事業をJV化で統合という案件が公表されました。
"世界一のマーケットシェア"は多くの場合正義であることを踏まえ、本件統合はグローバル再エネ風車製造インダストリーにおける「Industrial Logic」に忠実に従った業界再編です。
統合新会社は、スペインを本社とし、上場もスペインで維持、陸上風力事業はスペインにて、洋上風力事業はドイツ/デンマークにて運営するとのこと。統合新会社の導入済設備容量は69GWで、マーケットシェアはVestas(デンマーク)を抜き世界一。市場は北米、欧州、新興国(インド、メキシコ、ブラジルなど)。
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ロイター: http://mobile.reuters.com/article/idUSKCN0Z22JC
WSJ: http://www.wsj.com/articles/gamesa-siemens-to-combine-wind-turbine-business-1466152202
WindPowerMonthly: http://www.windpowermonthly.com/article/1399085/siemens-gamesa-agree-merger-form-€93bn-company大型風力発電の案件ですね。洋上発電では三菱重工とヴェスタスのJVもありますけど、風力発電全般で日系企業の存在感は強くはなく、製造、設置ともに中国が強くなってきているようです。風と広い場所と二次電池が必要
独シーメンスは欧州での洋上風力発電で圧倒的な存在感を示すが、今回のスペインのガメサ買収により、メガサの強みである陸上風力発電を武器にインドや南米などの新興国での売上げを確保するとともに、重複機能の見直しなどを行い相乗効果を見込むとのこと。