デンソーが初めて4000億円超え。トヨタ系部品メーカー、研究開発投資は怠らず
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トヨタは系列サプライヤーにこれまでも求心力と遠心力をうまく使い分けてきた。各社の開発部門はプライドも高い。ただ自動運転領域などはまさに「総合力」の勝負。記事の中には触れられていないが、自動運転などはトヨタ本体、デンソーなどがまだバラバラで動いている。これはIoTでも同じだろう。トヨタがシリコンバレーにつくったTRIにも、デンソーあたりはまだ「何か関与できれば」ぐらいの感覚だ。デンソーがアイシンのブレーキ子会社への出資比率を増やすなど少しずつ横の連携も出てきているが、まだ大きなうねりになっていない。デンソー、アイシン、ジェィテクトあたりとトヨタ本体で研究開発の縦の連携を深める時期にきている。
下記記事もご参照いただきたい。国内自動車メーカーの研究開発費、2015年3月期時点だが一覧で出ており、トヨタ1兆円、ホンダ6600億円、日産5100億円。それ以外は1000億円程度で続く。なにをどう研究開発費用とカウントするかは曖昧なところではあるが、サプライヤーの力が極めて強まっていることがわかる。合わせて、大規模メーカーでないのなら、自社の貴重な研究開発費をどこにかけていくのかというメリハリが重要ということの示唆でもあると思う。
https://newspicks.com/news/1556277/body研究開発費の売上高比率が9.2%というのはすごいですね。一時言われた、付加価値はメーカーから部品メーカーに移り、自動車もPCのようになっちゃうぞ、自動車メーカーは企画と組み立てと販売のみ、みたいな話が真実味を帯びてくる感じもします。