来たるべき「人工知能社会」に、ホワイトハウスが動き始めた
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“研究者や政策立案の専門家が不安視するのは、その機械に情報をインプットするときに人間が犯すミスだ。機械は学習のために膨大なデータセットを必要と、そのデータの組み込みを行うのが、太古の昔からミスをし続けている人間なのである”
“最近のホワイトハウスによるレポート(PDF)では、膨大なデータを識別する可能性についても説明されている。ビッグデータを読み取るためには、誰かがデータを分類しなければならない。さもなければAIに対して、人に内在する偏見や社会の不平等を組み込んでしまうことになる。
これはただの机上の話ではなく、現に、グーグルの広告配信アルゴリズムは高給の求人広告を、女性より男性により多く配信してしまったことがある。あるいは、『ProPublica』の最近のレポートによると、判決を下して執行猶予を言い渡した裁判官たちがリスク評価を行う際に、人種差別の傾向がみられるAIシステムを使ってしまっていたともいう。”AIを社会にどう組み込むか。米政府が動き始めたという記事だが、日本政府もとみにAI政策に熱心になり、産業政策や知財政策でAIを柱に据えている。特に知財政策では、AIの創る知財をどう制度的に扱うかを世界に先駆けて本格検討している。
ただ、AIを政策立案にどう利用するか、どう制御するかについては、まだ真剣な話は聞かれない。日本はAIの開発競争に後れを取ったのだから、AIの利用面でリードすることが戦略となり、その利用の先頭に政府が立てばいい。
局長の手前ポストにAI審議官ぐらいを置いてみてはいかがか。