創造的破壊は避けられない、ならば自ら変化し自らの手で破壊せよ
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注目のコメント
他社に食われる前に自分で食う「タコ足食い」は、言うは易く行うは難しですよね。
イーストマンコダックや富士写真フイルムは、写真フィルム市場を他社のデジカメに食われる前に、自分たちで(デジカメを作って)食ってしまおうと1970-80年代から取り組んでいましたが、結局どちらもうまくいきませんでした。
つまり、タコ足食い自体においては、双方とも望むような結果は得られていません。ただ、本体が潰れたか生き残ったかという点においては、両社の明暗は分かれました。
生死を分けたのは、「既存の足が食われても本体が生き残れるよう、新しい足(事業)を育てて収益源にすることができたか否か」だと考えます。
『創造的破壊は避けられない、ならば自ら変化し自らの手で破壊せよ』。言ってることはカッコいい。そして、変化するのは確かに大事かもしれません。
ただ、自らの手で破壊を行ったその先に、明るい未来が待っていることははとんど無いでしょう。必死に頑張って、何とか生き長らえることができれば御の字だと思います。
結論:
タコ足食いに大きな期待をするよりは、新しい足を育てることに必死になった方が良いんじゃないかなぁ。あれをやっちゃだめ、これをやっちゃだめ、前例がない、失敗や批判のリスクがある、などなどガラパゴスなディフェンス志向は一瞬のうちに淘汰されるかもしれません。当然ながら法令は守るべきですが、過去の踏襲癖がもっとも癌。