【伊佐山元】シリコンバレーで考える、IoT時代の勝者の条件
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あとは出向型人財が正しく評価される人事体系になるかが鍵ではないでしょうか?
旧態以前のKPIで評価されてしまうと、出向型人財にとっては不利に働き、出向が永久転籍・転職に繋がります。その結果として、その人に貯まったノウハウが外に流れてしまうわけで、記事にあったシャープ・ホンハイケースと成り立ちは異なりますが、同様なスキル流出が起き得ると思っています。良記事、是非読んでほしい。下記や、具体論として記事で触れられているスマートロックで多くの起業が失敗しているという事実にも目を向ける必要がある。それは自信過剰になるべきという意味ではないが、一方で過度な自信喪失も良くない。
個人的には、GoogleやFacebookはあまり強くならないのではないかと思っている。ソニーの最近の記事でもあるが、ソフトが上かハードが上かというのは、価値観の部分もあり、個人としても組織としても変えにくい部分。例えば下記で大手でもネット人財が集まりにくいという言及あるが、ハードに興味がある人は、そこへのリスペクトがなければ魅力的にはみえないと思う。Appleに関してはハードを手掛けてそれを作ることがどれだけ難しいかも理解しているので、ちょっと違うと思う。ただtoBでは強くないのでtoBのIoT領域では、そもそものポジショニングとしてもやらないかもしれない。
そのうえで、個人的には古き良きシリコンバレー世代、ハードも体験した人がキーではないかと思う。やはりモノを作る、制御するのは簡単ではないという問題意識を共有して、どう進めるか。ソフトを軽視せずに、一方でハードとの両輪であることを前提とできるかだと思う。
ソフトで過去20年間痛い目を見た日本、結構チャンスだと個人的には思っている。あとは言語圏の違いによるアクセスできる市場、前提とする市場が違う。日本だけでみるのではなく、どちらか一方しか見れないのであれば世界を見る。そういったやり方がチャンスだと思う。日立でIoTをグループ横断でやっているHitachi Insight Groupは本拠をカリフォルニアに置いているし、その観点で結構楽しみでもある。
『日本から見ると、海外の取り組みはすごそうに見えるが、私みたいに海外、シリコンバレーに住んでいる人間からすると、「現時点ではそんなに大騒ぎするほどでもない」と感じる。』
https://newspicks.com/news/1407112?ref=user_100438ハードウェアがキモだから日本企業もまたチャンスがある、という論調がIoTでは多いように感じます。果たしてそうでしょうか。
ハードウェア単体ならともかくハードウェアとソフトウェアが絡んだほうがより難しさが増し、概念そのものを理解するのが難しくなると思う。
ソフトウェアにしても技術そのもので負けたというより、ビジネスモデルやエコシステムや規制緩和で負けている結果として技術そのものに差がついてしまったというように見える。
初期の頃のGoogleの検索エンジンとNTTの作っていた国産検索エンジンにそこまで決定的な差があったとはあまり思えない。アドワーズというマネタイズ装置と赤字でもエンジニアにを増やし続けるリスクマネーの差が大きいと思います。
ソフトウェアだけでなくハードウェアが絡むということはよりお金がかかるとするとそのリスクマネーは日本のエコシステムでは負担できない。