プログラミングの考え方が対象年齢5歳の絵本で身につく「ルビィのぼうけん」レビュー
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先日、駐日フィンランド大使館でこの本を利用したワークショップに参加してきました。著者であるリンダ・リウカスさんも参加されていました。
今年の夏からフィンランドでは、プログラミングが必修化されます。リンダさんはフィンランドのプログラミング教育のカリキュラム策定にも携わっていらっしゃるとのこと。
「kickstarterを活用して、約9,000人のサポーターから約4万ドル(約3,800万円)の資金を集め、3年かけて絵本を完成させました。子どもたちは、最初はこのような絵本を通じて、コンピュータとは何か、プログラミングとは何かについて、その基本的な考えを学べればと思っています。」
現在10カ国で翻訳出版されているとのことで、人気のようです。子供の頃にプログラマを夢見て、それを職とした大人となった経験談として、プログラミング言語に関心を持つのは良い事。しかし、プログラミングは何でも解決する魔法ではない。だから、子供への動機付けの順序には工夫がいると思う。でないと押し付け教育になってしまうからである。最近のプログラミング学習のビッグワード化には違和感を感じている。私は子供の頃にファミコンを触って、これがどう作られているか興味を持って、色々思考して、それを日々考えられる職業としてゲームクリエイターという職種があり、さらに応募にはC言語の理解が必要である等々。何のために学ぶのか。プログラミングはあくまで手段であり、夢や憧れという動機付けがより大事である。