この連載について
「第4次産業革命」──このビッグワードに対する注目度が、2015年に入ってから急上昇している。この「第4次産業革命」とは何を意味するのか。
本特集では、Part1では、第4次産業革命の本質を、専門家への取材などにより解説。Part2では、日本のライバルとなる、アメリカ、ドイツとの戦い方を分析。アメリカの第4次産業革命のリーダーである、GEの事業変革と意識変革をリポートする。
そしてPart3では、第4次産業革命による成長を目指す、日本の政府、企業の戦略をリポートするとともに、第4次産業革命時代のリーダー、マネージャー、ビジネスパーソンの生き方について考える。
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関連する企業
IT、エネルギー、インフラ、モビリティ用の部品やシステム、医療機器、家電などを幅広く展開。各種産業のDX・スマート化を行うLumada事業を中心に、グローバル成長に向けた取り組みを推進。
業種
システムインテグレーター , 重電(電力設備) / 重電(原子力発電) / ファクトリーオートメーション / エレベーター・エスカレーター / 家事・台所用家電製品 / 汎用コンピューター / 鉄道車両 / 医療用電子機器
時価総額
12.8 兆円
業績
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さて、AIに対する認識はほぼそう思いますが、自動化されると「非競争領域になる」のでそれ以外で人間が差別化する世界になるというのは必ずしもそうは言えない気がしてます
各社がAIなりを持ったとして、その精度や蓄積自体が決定的な差別化になる領域が出てきてもおかしくないですし、そうするとその他の人が出す差別化はマイナーな論点に成ってしまいます。もちろんAIを開発メンテするのは人間なのでその部分では付加価値は残りますが、ある程度自律的に学習するようになり、あとは情報の蓄積量が重要になると人間の出る幕はなくなります
世の中の論調が「AIになると人が必要なくなる」という極端なものが多いので、それに対して「そうじゃないですぜ」ということを言いたかったのでこういう表現になっている気がしますし、上記の世界がどのくらいの時間軸で訪れるのかという話もありますが、少し気になったのでコメントしておきます
一点だけ意見が違うのはこうしたシフトであぶれる40代・50代のおじさんたちの扱いで、本稿にあるように飼い殺しにするより、思い切ってリストラした方が何人かに1人は必死に新しい時代に適応するべく努力するだろうから、そっちの方がいいのではということ。それとも、やりがいゼロでも会社に在籍していた方が幸せなのかな。結果どうだったのか知りたいから10〜20年後に調査してほしい。
1)競争・非競争領域の見極め
AIに乗り換えられる領域を冷静に見極める、そして積極的にAIを導入する、こういうことを迅速にできる人間でないと次世代のリーダーになれない、と読めます。そういう意味で「今後はジャッジメントや意思決定がものすごく大事になってくる」んでしょうね。その意思決定をするためにAIなど先端技術の理解は必須になるんじゃないか、と考えます。
2)ワークライフバランス
「トップリーダーを狙う世界において、『ワークライフバランスなんてクソ食らえ』」、人よりも努力しないと簡単にはトップになれないよ、ということを色んな世界を見てきた冨山さんだから言える言葉。会社から強要するものではないですが、ビジネスパーソンとして一流を目指すなら、やるしかないですね。努力量は成長に比例しますから。
3)意思決定と結果責任
自分の意思決定が結果につながっていく、その中で学んでいくことは本当に多いことは、私もリーダーというポジションをいくつかやってわかったこと。何かを捨てるジャッジはトップにはつきものなので、本当に大丈夫か、これで失敗したら?という不安がつきまとうが、それを振り払って方向を決める際には最初は震えるもの。冨山さんの「本当にリーダーになりたいのであれば、5年ぐらいした後は、リアルにディシジョンする環境に移ったほうがいい。」というのはすごく納得する言葉。
スピードの時代だから、決められる人とルールを創れる人が必要。
AIが材料を即提供してくれる中、決められるリーダー育成。トップリーダー層に「ワークライフバランスなんてくそくらえ」は納得です。対象は、数%の世界になるでしょうね。
”ベンチャーモードも持っていて大企業モードにもそれなりに付き合える人。”がとても大事だと思います。30歳くらいから意思決定の場数を踏む経験を。いきなり年功序列は崩せないから、まず組織内にも出島(特区)モデルを、にも納得です。
ただメタ認知が大事だとすると、会社に入る前の幼少期に、社長気質か否かが決まっているんでしょうね…。
「問われるのは、競争領域と非競争領域をジャッジメントする能力。」
これは中にいると判断が本当に難しい。判断はできても実行できるか。