スティーブン・スピルバーグ監督が「VR技術は伝統的な映画作りを脅かす」と警告
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それはニンテンドーの出現で人々が映像で遊べるようになったところで決定的に脅かされました。
ネットの出現で人々が映像を共有するようになったところでまた決定的に脅かされました。
トイ・ストーリーが全コンピュータ制作を可能にしたところでまた決定的に脅かされました。でも映画はよく残っていると思います。
VRを恐れることはないことをご自身いちばんよくおわかりでは。先日参加した学会で、このことに言及している研究がありました。それでは、作り手側の見せたい映像に注意が向くように、椅子を回転させる、みたいなことをやっていました。眺める自由度は残しつつ、クリエイターの見せたいものは見せるための施策という感じで。
個人的には、既存の映画と組み合わせて、まずは既存の映画の表現で楽しみ、そのストーリーを理解した上で、その中に入り込んで体感できる(映画内で見えなかったアングルの情報も好きに眺められる)、みたいな二段階の構成になってたら面白そうだなぁと。それで上手く伏線とか回収出来たら楽しそうですVRのサーカスを体験した時、頭上の空中ブランコに気づかず他を見ていました。“製作者の見せたいもの”を見過ごすのは観客にとっても損です。スピルバーグの言う懸念はしばらく続くでしょう。
ただ、たくさんのコンテンツを作るうちに、製作者は「みんなに見せたいもの」を見てもらう手法を必ず発明していきます。それは「危険な進歩」ではなく、「世界を変える進歩」につながるはずです。