絶対身につけて欲しいエクセル術（前編） - シャイニング丸の内日報
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私のいる再エネセクターでは、案件毎の事業性の分析やファイナンス（レバレッジ）の組成に当たって、複雑なExcelスプレッドシートを用いた~20年のFCF分析が必須です。FCF分析はLBOモデルと大体同じ作り。
Excelでの分析や資料作成において非常に便利なWindows Excelアドイン"SimpleShortcuts"を、弊社の若手エース（米系IBD出身）が見つけてくれました。
http://download.cnet.com/SimpleShortcuts-Excel-Add-In/3000-18483_4-10819648.html
上記リンク先のアドインをインストールすると、エクセル上で下記ショートカットキーがenableとなります。これで外資IBDばりのエクセル環境（外資IBDでは各社オリジナルのアドインが実装されている）が実現されます。
本アドインは無料で公開されています。海外ではバンカー/PEファンドOBOG御用達の模様です。
【アドインによる追加的に使用できる主要ショートカット】
Excelモデル分析上、上2つの機能が特に秀逸です。
· Shift + Ctrl + [ = リンク元を全表示（複数の参照元を選択可能）
· Shift + Ctrl + ] = リンク先を全表示（複数の参照先を選択可能）
· Shift + Ctrl + C = 文字カラーの変更
· Shift + Ctrl + G = セルカラーの変更
· Shift + Ctrl + N = 単位の変更
· Shift + Ctrl + , = 小数点下位に
· Shift + Ctrl + . = 小数点上位に
· Shift + Ctrl + M = セル内の文字位置の横移動
· Shift + Ctrl + V = セル内の文字位置の縦移動
· Shift + Ctrl + L = フィルターの設定
· Shift + Ctrl + P = フォントの変更ウィンドウ呼び出しインターンで毎日Excelを利用していて感じたことは、
①ショートカットキーと関数の偉大さ。
②他の人とショートカット情報を交換する楽しさ。
③職種によってExcelの要求レベルや習熟度に大きな差があるということ。転職前の仕事では、四則演算ができれば事足りていたという方もいらっしゃった。
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マウスを使わないように意識して主要なAlt配列まで覚えれば、業務時間が半減しそうな気がします。将来的にはマウス不要にしたい。
例えば、記事で挙げられているCtrl+1でセルの書式設定が出てきますが、その後は「軸線」欄をマウスでクリックせず、Ctrl+PgDn(又はCtrl+4)で選択するとショートカットになります。さらに、外枠をつける際はAltを押しながらO、内枠はAltを押しながらIで格子の完成です。
また、記事で紹介されている「値貼り付け」はAlt+E+S+V→Enterでできる。「書式貼り付け」も頻出かと思いますが、こちらはAlt+E+S+T→Enter。貼り付け後の右下あたりに小さいボックスが出てきますが、あれを用いる必要がなくなります。
Ctrl+Shift+十字キー、Ctrl+十字キー、Shift+十字キーはお世話になっています。。これらは、データ量が大きくなればなるほど威力を発揮します。
また、Shift+Spaceで行の一括指定ができるとありますが、これは日本語入力をオフにしてからでないと使えないので注意が必要です。
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蛇足で日本語入力に関してですが、これはGoogleの日本語入力ソフト(無料)をインストールして使うことをオススメします。予測変換が高性能で、Tabを使いまくることでタイピング量が半減します。
（追記）
鉄平さん→GWだったのに、休めていないのですね。。繁忙期を抜けたらゆっくりお休みください。自分の職場は決算発表後のこの時期が一番の忙しさになるそうですが、頑張っていきます。ターンアラウンドの仕事をするには、財務モデルを組み立てるスキルは必須です。ステークホルダーへの説明責任を果たすため、外部環境のリスク定量化と自助努力の部分を明確に示す必要があります。ときには、BK用の計画も作ります(ここだけの話)。
この財務モデルは世界である程度定めれたお約束があります。それの基礎を知りたい方は、慎proの著書をおすすめします。
"外資系金融のエクセル作成術"
ちなみにこのルールを知らずに財務モデルを作成していた私は、ファンドで粉々にされました 笑
