「仕方ないんや、許してくれ…」統合失調症の娘を殺害した夫婦の悲劇
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老夫婦はずっと行政や病院に相談していたにも関わらず、この結果。悲しくて泣ける。どうやったら社会として防いでいけるんだろうか。少なくとも彼らは明確なSOSを出していたわけで。
統合失調症と一口にいっても、症状は千差万別。なので、こういう症状ばかりではないので、その点、注意が必要。
また、強制入院も簡単にできるわけではない(人権を考えたら当たり前です)から、病院や行政がやれることにも限界がある。だから、行政云々論は、言うのは簡単だが、実行はなかなか難しい。
本人も、脳の機能がうまくいっていないわけで、やりたくて問題行動をおこしているのではない。ここは、周りも理解しないといけない。
回復時期もなかなか目処が立たないので、出口が見えず、同居する家族が疲れきっているケースは多い。
簡単な解決策はないのだが、同居家族に少しでも休む時間があったら、瞬間的に思い詰めるリスクは小さくできるように思う。できるとしたら、まずはそういうサポートなのではないか。いたたまれない。しかし、これは残念ながら「特別な事例」でもないのかもしれない。
もう10数年前。ド田舎の精神病院に勤めていた時にの患者さんであり、その方が亡くなったときの家族の反応であり、そんなことを思い出してしまった。
根本解決などなく、理想論を振りかざすだけ本質は遠ざかる。答えは持ち合わせていないし、この記事の三女自身が悪かったわけでもないと思う。ただただ、やるせない。
罪は罪、だとしても、この夫婦には残りの時間、少しでも幸せになって欲しい。