インフォグラフィックで見る電力自由化、挑む4陣営
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極論をいえば、小売り全面自由化は、電力改革の本命ではありません。
各電力の資産規模を見ても分かりますが、①送配電②発電が圧倒的にでかく、小売りは極小(利益率も低い)。小売りが取られたとしても、会社全体で見ると、実はそんなに痛くないはず。しかも、国内市場はどちらにしろシュリンクしますし。
なので、調達から発電など、上流の方がダイナミック。電気料金への反映も燃料価格でかなり決まるわけなので、ここに力を入れている。
商社を通さなくても、安い燃料を仕入れるモデルは、JERA(特に中部)が、文中のBGをベンチマークに取り組んで来ました。今回関電、東ガスも動いた。
実際、原発でも、事業者もメーカーも、水面下では、再編の動きがようやく進み始めています。
小売りの全面自由化は、こういった大きなエネルギー業界のコンソリデーションのきっかけになる役目なのかな、と考えています。今回はインフォグラフィックで電力自由化を読み解きます。
後述の文章と併せて考えると、やっぱりゾウとゾウの戦いにならないとイノベーションは起きてこないでしょうね。
ちなみに、今回初めてインフォグラフィックにメンバーとして関わりましたが、自分の集めたファクトやデータがこうなるのか、、と考えさせられました。電力事業の主要なデータは下記にまとめてあります。ご参考に。
https://newspicks.com/news/1406130
また下記には、段階的な小売化含めた発送電分離の流れに関して、2015年3月頃までの情報がまとめられています。
https://newspicks.com/news/862020