Shared Value InitiativeによるCSV活動の企業ランキング
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CSVは「社会課題を解決しながら企業も儲けて、お互いWin-Win」という考えです。CSSはブラジルのバンドです(ファン)。
CSVのランキングを見ると世界の巨大企業の中で盛り上がっている印象を受けますが、
気になるのは、「なぜCSVが巨大企業で盛り上がっているのか」 「CSRとは何が違うのか」
以前、CSVにお詳しい方と話をする機会があったのですが、企業がCSVに取り組む動機は大きく3つあると思いました。
1点目はお客さんが企業の活動に共感して買ってくれる。これはイメージしやすい。CSRにも近い。
2点目はNPOが協力的になってくれる。NPOは世界経済の中では結構な影響力を持っており、彼らに「排気ガス出しすぎだぞ」とか言われて規制強化とかされちゃうと、企業はけっこう苦しい。ただ、これもCSRに近い。
3点目が最も重要で、社会課題を解決するビジネスはなくならないこと。課題の解決策が別の課題を生む(というか、顕在化させる)。
例えばマサイ族が携帯電話で実家にお金を送れるようになっても、ケニアで携帯電話が普及し過ぎるとそのうち「優先席付近では電源をお切りください」みたいな別の課題が発生する。
これはヒット商品がすぐ飽きられてしまう消費財の業界だと、かなり魅力的。
社会課題を解決するサービスが別の社会課題を顕在化させて、その解決策も自社が継続して行う。ニーズがなくならない。