経営統合に向け協議=ホームセンターのDCM、ケーヨー
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業界1位のDCMが7位のケーヨーと統合を協議。ますます業界の寡占化が進んでいきます。下記はSPEEDAに記載のホームセンター業界の概要を抜粋
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本業界ではDCMホールディングスがトップ、次いでカインズ、コメリ、コーナン商事、ケーヨーが続いている。その他、ナフコ、ジョイフル本田、LIXILビバ、島忠、アークランドサカモトなどが大手である。
本業界は、競争が激しくなるにつれて再編が進行しており、現在は上位4社でシェア約4割を占め、市場の寡占化が進行している。従来は各社の地元エリアでの展開が多かったが、各地の地元企業を取り込むことで、勢力の拡大を図っている。また、規模を拡大することによって、仕入れ・物流・商品構成を効率化させることも目指している。
最大手のDCMホールディングスは、2006年9月にホーマック(2005年当時6位)、カーマ(同8位)、ダイキ(同9位)が経営統合したことにより設立された。その後も2007年12月にオージョイフル、2008年6月にホームセンターサンコー、2014年10月にホームエキスポ、2015年7月にサンワドーを買収した結果、2015年8月末時点で600店舗まで拡大している。地味なネタですが、流通業界ではそれなりにインパクトのある話。
DCMにもケーヨーにもチワワは思い入れがあるけど、そもそも「ホームセンター」という流通業態が永続可能かと言うと、はなはだ疑問です。
在庫回転率が低い金物商品(釘など)や園芸用品をあえて品揃えするというのが存在理由なのですが、いずれネット通販に侵食される運命に思える。ホームセンター市場をみると、2014年のホームセンター売上高は3兆9,260億円、店舗数は4,590店舗(日本DIY協会による)。2004-2014年の年平均成長率は、ホームセンターは-0.1%と横ばい推移である一方、店舗数は1.6%と増加傾向。ホームセンター業界は、大手を中心とした積極的な出店による店舗の大型化や店舗数の増加が進んでいる。
このような状況下、ホームセンター業界の再編は今後も進んでいきそうです。