ヤフー、「ロボット投信」の販売を検討 AIが株式を運用、低コスト化に強み
コメント
注目のコメント
推測ですがロボットアドバイザーはGoogleのAlpha Goとは違って教師有り学習のAIです。何故そう思うかというと、教師無しで商用ベースのプログラミングを成立させようとすると1000台単位でサーバを動かせるGoogleくらいしか現状無理。教師有り無しというのは、説明が難しいですが要は「数学で言う公式」だと思って下さい。
準じて、例えばデータ数が大きければ良いというのは7割合っていて3割間違い。データは多いほうが良いが、加えてデータのチューニングも重要。
つまり先程の教師が上手くデータを裁けないと「過学習」というAI界最大のバグに繋がる。過学習というのは、整数しか解けない公式しか持ってないのに小数も計算するよう学習させてしまったために論理破綻を起こす、みたいなもの。上記の例だと小数の値は弾かないとダメだからね。
こういうロボットアドバイザの性能とやらを賢く見分けるには機械学習という数学と統計の塊を学ぶしかないのが現状。そこがトレーダーの競争点になるか。興味ある方は以下がオススメだが大学数学とベイズ統計などをフルに使うので注意されたい。
http://www.amazon.co.jp/gp/aw/d/476490487X/ref=mp_s_a_1_26?qid=1459809354&sr=8-26&pi=AC_SX236_SY340_QL65&keywords=パターン認識+機械学習&dpPl=1&dpID=51L%2Bau4zUcL&ref=plSrch国内初とあるけど、10年くらい前にマネックスやSBIが"ロボ投信"を発売してました。運用成績が振るわなかったのか、子供騙しが通用しなかったのか、その後、聞かなくなりました。
ヤフーは子会社のYJキャピタルを通じてロボアドバイザーベンチャーに投資をしてますが、それは協業目的だったのか、情報取り目的だったのかが気になります。相対的に低コストであればそれなりに売れるのでしょうが、あとは過去実績がない分、いかに運用パフォーマンスの見込みに期待を持たせられるかどうかで人気化するかどうかが決まりますね。
ただ、仮に人気化したからといって実際のパフォーマンスが良いとは限りませんが…。