レゴブロックで小学生がプログラミング体験--筑波大付属小が授業公開
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注目すべき取組みです。
いま全国で展開されているプログラミング学習言語Scratchは、MITメディアラボでLEGOマインドストームを作ったチームが開発したもので、20年来の研究と実践に裏付けされています。ぼくもMITではそのチームと仕事をしていました。これが授業でどう展開されていくか。LEGOの戦略に期待。
筑波付は古い国立小学校として文武両道で知られますが、先端のデジタル教育にも熱心で、これまでも実績を上げてきています。プログラミング「を」学ぶより、プログラミング「で」学ぶ。よみかきプログラミングが次世代の基礎的な素養となるよう、先導していってください。筑波大付属小学校はここ数年、毎年ICTを用いた各教科の授業について研究会を開催しており、その日は全国から教員が集まります。私も何度か参加させて頂いていますが、いつも目を見張るような発表が多いです。
10年後の教育について考えることを目的として設置された「未来の教室」には、無線ネットワークがあり、40人の児童が1人1台のタブレット端末を利用できる等、先進的な環境づくりにも取り組んでいます。
今回、筑波大付属小学校が記事に取り上げられていますが、同小学校の場合は小学校自体にかなりの予算が国からついていると考えられます。ただ、やはり、国立大学付属の学校は大学の各種予算も利用できるということもあり新しい取り組みを行いやすい環境にあると考えられます。
同じ国立で、奈良教育大学付属中学校に以前伺ったことがあります。そこでは、レゴのマインドストームを使ってプログラミングの授業が行われていました。一昨年は、世界大会で日本人チームとして初めて優勝をしています。その大会では、英語でのプレゼンを求められており、そのプレゼン方法については奈良教育大学に在籍している学生からサポートを受けたそうです。経済的なことだけではなく、学齢関係なく人的交流もあるということで、子どもたちにとっても大学生にとっても非常に良い効果があったと伺いました。
ただ、筑波大付属小学校と奈良教育大付属中学校で異なることは、本科の授業で行っているかそれとも放課後の部活で行っているかです。全ての子どもたちが受けるという点で、筑波大付属小学校についても、今後も注目していきたい取り組みです。筑波大は東京教育大学が前身で、その付属小学校である国立筑付小は新しい初等教育プログラムの研究機関なんですよね。
良い結果が出れば全国の公立小学校に導入していくという実験の場ですから、そこに我が子を入れるというのはなかなかリスキー。
その割には、お受験の世界ではものすごい人気だから不思議。