三菱UFJが地銀支援。海外融資などを後押し
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注目のコメント
金融危機以降の今世紀に入って、ようやくメガと地銀の役割の差別化が明確化してきただけにこの動きは感心しません。地銀はその本来のミッションからして地域での金融サービスを通じた地域経済の発展を旨とすべきであり、そのための必要な地銀再編は大いにあってしかるべき。本件を契機としたメガによる地銀の囲い込みが激しくなるなら、地域によっては地域金融は崩壊するリスクを背負いこむ可能性まで考えなくてはいけません。メガのこうした地銀の囲い込み戦略に地銀は乗るべきではなく、当局主導も含めた地銀再編を急ぐべきと考えます。
地銀の存在意義が問われる気がします。そもそも銀行は、お金を預金の形で集めて、リターンが見込める融資先を開拓して顧客が返済できるプランでローンを組んで儲けるビジネスモデルだと思います。
しかし、この記事の仕組みでは、地銀が果たすのは集金までであり、融資先の開拓と融資の組成はMUFGにお任せになっており、ノウハウはたまらないし顧客も広がらないのでは…。その割には、融資のリスクは地銀側にありそうです。
地銀には、地元に密着した地銀ならではの、きめ細やかな与信能力に期待したいところなのですが…