稼ぐ力を高めるための必読書 ―『これがガバナンス経営だ』
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とても参考になりますが、下記の点について、実はドイツだは組合代表者が監査役会の半分を占める法律を作ったのは、戦争後に占領していたイギリス軍でありました。また、日本はより「ステイクホルダー主義に基づくエクイティガバナンス」を貫くのであれば、一時退職金に現金もって（つまり実際に）積立て、企業年金の積立率を１００％にすることからはじめればいいと思われます。いずれにしても、書かれて通り、日本とドイツの違いを忘れてはならない。
「では、以前のドイツ企業は「サラリーマン共同体至上主義」だったのだろうか。そもそも共同体という概念はドイツから来たから、ドイツ企業もそうだと考えてよいものか。恐らく違うと思う。その最大の理由は、ドイツは日本に比べ、会社という「タテ」のつながりよりも、資格や職業という「ヨコ」のつながりを重視する傾向が強いからである（中根千枝「タテ社会の論理」）。だから、取締役会にブルーカラーの代表者（労働組合のトップ）が入るのだ。」
