鉄鋼輸出、急激な円高が懸念材料に。ホット市況の値上がり「相殺」
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ようやく中国で生産休止や大手による鋼材価格引き上げの動きが見えてきたところ。日本の鉄鋼は、たしか重量ベースで3割程度が輸出に回っていたと思う。前述の海外市況が最悪の中から改善の兆しが少しある中で、円高は鉄鋼輸出にマイナスファクター。
日本の2015年の粗鋼生産量は1億515万トン(前年比5%減)。中国の過剰生産などによる採算悪化で減産の動きが進み、日米欧そろって減少しました。
①を見ると、鉄鋼輸出量は4,164万トン(1.1%減)。量ベースで見ると微減で、約40%が輸出に回っているとされる。(鉄鋼生産量が粗鋼生産量と同義なのかどうか、調べてみたが分からなかった。。恐らく同義であると思う。)
また、鉄鋼輸入量は434万トン(11.6%減)。輸出の10分の1程度なので、やはり円安のほうが有利ということが分かる。
①日本鉄鋼連盟『2015暦年鉄鋼輸出入実況』
http://www.jisf.or.jp/data/boeki/rekinen.html
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②によると、自動車部品などに使う特殊鋼などの高付加価値品の輸出が減少し、輸出金額ベースで見ると327億$(18.9%減)。ただこの減少はドル円の為替レートの影響が大きいのでは?
円ベースも探したがヒットしなかった。代わりに③を発見。輸出に占める鉄鋼の割合が年々上昇していることがとても興味深かった。このキッズサイトすごい!2015年のデータが更新されたら最強だ笑。
②日経新聞『15年鉄鋼輸出量、1.1%減 2年連続マイナス』
http://www.nikkei.com/article/DGXLASDZ28HSG_Y6A120C1TI1000/
③キッズNEWS『日本の主な輸出入品』
http://www.jftc.or.jp/kids/kids_news/japan/item.html