総合商社マンKさんのこと。そして「商社冬の時代」は巡るのか?
コメント
注目のコメント
リアリティがあり、大変興味深かったし本当にそう思います
商社特集でも書きましたが、個人的には総合商社とは、「個人のバイタリティによって業界インサイダーの情報を得ることで、企業のPLBSCF上の利権を抑える」ビジネス、と理解しています。
かつての仲介も、貿易も、資源投資も、事業投資も基本の型は同じ。
また、これができる真の商社マンはどこにいっても通用する人材になりますよねこちら、本当にそう思う。事業投資は、商流や利益のための手段であって、そのために必要なのはインテリジェンス。幅広い商流に実業として絡んでいることを考えると、その情報を社内で十分に集約することができれば、外部者として関わることが多い投資銀行やPEより、インテリジェンスという観点では強いこともあると思う。一方で、その社内での情報流通や意思決定に社内政治含めた「様々なコスト」がかかっていたりするのも現実だろう。それは商社に限った現実ではないかもしれないが…
もし社内評価が、扱っている金額や投資可能額、短期で出した利益で評価されるとすれば、目立たない側ではあっても、業態としての競争力の片翼の維持にモチベーションが湧かない状態になり、競争力に影響する可能性は記事が指摘しているようにあろう。
『彼等の強みは、情報、特に「非公開情報」の価値と活用の仕方を知り尽くしていることにある(俗に言うところの「インテリジェンス」)。』筆者です。コメントありがとうございます。「インテリジェンス」の部分が弱くなることが直近のリスクといえますが、中長期的には、バリューチェーンのデジタル化、というのが商社が十分身構えられていない本質的な脅威なのではと考えています。
「本質的な脅威は、バリューチェーンの情報がデジタル化によってオープン化したり、プラットフォーマーに集約されること。GEが狙っているのはここだし、もしこの方向でのデジタル化が成功をおさめてくると、じわじわと総合商社の存在を脅かすことになるだろうと考えている。「破壊的」プレイヤーの隣接業界からの侵攻、という現代経営のテーマは「総合商社」という世界でも特殊な産業においても注視すべきテーマになってきているのではないだろうか」