入団後も厳しい目を向けるのは、人の人生を“ねじ曲げた”責任
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米村氏と選手のやり取りは非常に面白いです。性格を分かってるから、色々なところが見えるのだと思います。あるとき、『あいつは、お母ちゃん子やから、はよ結婚した方がええ』と言ってて、冗談かと思っていたら、その選手は本当に結婚して、活躍しました。そんなことまでわかるんだと驚かされました。また、記事には書きませんでしたが、米村氏が担当して戦力外になった選手に対して、本人が望まないケースを除いて、面倒を見ているそうです。
「自分が担当した選手の年俸がアップしたときは、やっぱり本当にうれしい。」
ここまで来るのにいろいろな葛藤があったのだと想像します。だって、自分だってプロ野球選手として活躍して1億円プレイヤーになる夢があったはずだから。「人の人生をねじ曲げている」という表現。プロ野球という厳しい世界に招き入れた責任感が強くにじみ出ていますね。そして、どれだけ年棒を稼いでも俺は叱るという姿勢に選手への愛情を感じます。