日本は「格差社会」である前に「階級社会」だ
東洋経済オンライン
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「日本は〜」という論稿を書くからには、国際比較がないと話にならないが、『大衆教育社会のゆくえ』を紹介するにとどまっているのはなぜだろう?
確かに日本は絶対的には階級社会だろうし、下の階級で育った人が下剋上することはまずあり得ない。子どもの貧困問題も本当に深刻だ。
だが、他の先進国と比較すれば相対的には階級社会ではない。
もし日本が真の意味で階級社会ならば、父親はFラン大学卒、母親は高卒、さらに母子家庭かつ生活保護家庭で育った僕が今こうして上場企業で働けているだなんてあり得ないし、こんなことをパブリックな場で言おうもんなら即退場させられるはずだが、そうはならない。
必要以上に「日本すごい!」と報じる記事や番組も気持ち悪いが、国際比較も十分にせずに「日本は〜」とネガティヴに論じる記事も誤解を生むので本当にやめて欲しい。
ただ、子どもの貧困問題を本気で解決したいという気持ちは一緒です。20年くらい前に社会学の授業でこういう話を聞きましたが、ビジネスメディアに載るようになったのかーと時代の変化を感じます。
3ページ目以降、ノブレス・オブリージュに関する記述が興味深い。色んな大学で話をする機会がありますが、高偏差値校でも、驚くほど自分のことしか考えていない=自分が社会を変える、導く立場にいるとは認識していない。
それもだんだん変わってくるでしょう。確かにグローバルで社会の階級化進んでる。米国の大統領選でのポピュリスト躍進の背景にもあるだろうし、名門インターなんてその典型。普通のサラリーマン家庭で育った自分としてはインターの親達に思うところ色々あるけど、何ができるわけでもなく歯がゆい。