物流業界の動向を見る~後編、中国市場
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今中国経済は中速成長の「新常態」になったが、近年中国物流業界の規模はGDPより速いペースで成長した。中国は世界最大の貿易国になるとともに、海運市場も中国に重心が移った。実際国内の貨物輸送分担率を見ると、21世紀初頭から、鉄道モードから水運などへシフト の傾向が見られる。
さらに、中国経済の拡大は、国民消費力増の背景に、個人向け宅配便の取扱量が増加している。友達の中には、シングル・デイの期間、 一日中3個以上の荷物が届くのも珍しくない。また、EC業界と宅配業界の相互参入、外資企業に国内の宅配便市場の開放などは、ますま す競争が激化するだろう。日米などとの比較はrealoptionerさんのコメント参照。下記SPEEDA総研で取り上げたように、三次産業の比率はまだ低い。もちろん三次産業も物流を伴うが、付加価値との比率でいうと物流コストは低いはずで、産業構造の違いが如実に出ているともいえる。あと物流費用の中で、保管費用の比率が目分量でも増加しているのは、土地代が高くなったりしているのだと思う。
あと、輸送モードをまとめたグラフが二つあるが、特にトンキロベースで鉄道が意外に低い。鉄道で石炭などを結構送っていると思うが、それ以外に長江・黄河を用いた内陸資源物流を結構水運でやっているのかもと思った。
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