日韓外相会談 慰安婦問題で合意
コメント
選択しているユーザー
注目のコメント
【追記】
さきほど安倍首相と朴槿恵大統領が電話会談をしたとのこと。
両国の関係の前進を確認。
また、少女像の撤去については、韓国政府の今後の検討事項として含まれているとのことです。
【オリジナル】
個人的に涙が出るほど感動しています。
まさか本当に国交正常化50年の年にできるなんて。
以下は押さえておきたいポイントまとめ
【日韓両政府のコミットによる解決】
日韓両政府は、韓国政府が設置する財団に日本政府の予算からおよそ１０億円の資金を拠出し、元慰安婦の心の傷を癒すための事業を行うことで合意
【最終解決】
両政府間で、この問題が「最終的かつ不可逆的に」解決されたと確認
【日本政府としての立場－軍の関与】
岸田外務大臣「慰安婦問題は、当時の軍の関与のもとに、多数の女性の名誉と尊厳を深く傷つけた問題であり、かかる観点から、日本政府は責任を痛感している」
【内閣総理大臣としてのおわびと反省の表明】
岸田外務大臣「安倍総理大臣は、日本国の内閣総理大臣として改めて、慰安婦としてあまたの苦痛を経験され、心身にわたり癒しがたい傷を負われたすべての方々に対し、心からおわびと反省の気持ちを表明する」
【国際社会において】
両国政府は、国連など国際社会で、慰安婦問題を巡って互いに非難・批判することを控える
【少女像】
どうやら合意文書には言及されていないことから、ここは合意がない模様。続報待たねば。
【法的責任】
法的な責任には言及されておらず、やはり法的な責任の追及ではなく、あくまで政治的決着という形で、財団設置なのでしょう。
まだ朝日云々というコメントがlike多くなってしまうあたりが、この問題をしっかり把握できていない証左…非常に残念。未だ第一報に接しただけで合意内容を詳細に分析したわけではないものの、日韓関係における最大の障害となってきた慰安婦問題が、日韓両国政府により「最終的かつ、不可逆的に解決されることを確認し、両国はたがいに非難、批判することを控える」ことで合意されたことを、率直に評価したい。
また、2012年8月の李明博大統領による竹島不法上陸以来冷え切った日韓関係をここまで修復した日韓両政府および外交当局の努力に心から敬意を表したい。
とりわけ、国内の嫌韓ムードの高まりや保守派の根強い抵抗を制して戦略的な決断を行った安倍首相にも率直に拍手を送りたい。この間、慰安婦問題に対する検証を行い国内の懐疑論を沈静化させ、賢明な「戦後70年談話」を発出し国際的な評価を獲得し、日中関係を改善して戦略的な地歩を固めた上で、経済情勢の悪化もあり年内決着を切望した朴大統領の意向を汲む形で電撃的に外相派遣を決断し合意に漕ぎ着けた外交手腕は見事と言うほかない。
安倍首相による「お詫び」についても、日本大使館前の少女像の扱いをめぐっても、元慰安婦たちを煽ってきた韓国の民間団体からも、今後様々な反発や批判が予想され、今回の合意の履行はなお予断を許さないが、日韓両国のマスコミ、政治家、NGOなどは今回の合意を後戻りさせるような言動を慎み、未来志向の日韓関係を深化させて行けるよう相互の努力を重ねて行くべきであろう。「最終的かつ不可逆的に」という部分が気になる。過去のことに誠実に向き合うことは重要だが、それが未来を構築する上で毎回阻害要因となることは望むべきことではない。一方で、これが政治的にだけでなく実質的に機能するかは、韓国国内でどう受け入れられているのかも気になる。
合わせて、このところ、急に韓国の態度が軟化している印象があり、その背景は気になるところ（あまりウォッチしていない領域なので、すでに自明のことで自分が理解していないなにかがあるのかもしれないが…）。
＜追記＞「Factだけ」報じる方針のBBCでは、『South Korea says it will consider the matter resolved "finally and irreversibly" if Japan fulfills its promises』と報道されている。If項の解釈の範囲が、今後論点が出そうな可能性がありそう…
http://www.bbc.com/news/world-asia-35188135
＜追記終＞
＜追記2＞民主党・長島議員のコメント参照いただきたい。個人的に、政治で一番嫌いなことは党が違うから反発するという非建設的な態度。逆に、今回の長島議員のような率直な評価は、政治への信頼を増すと思う。野党がいて、意見の対立があるからこそ、けん制・抑止が働く効果は否定しない。でも国民が求めていることは対立ではなく具体的なメリットにつながることに議論の時間が使われること。進んだことを率直に評価される姿勢というのは、当たり前かもしれないが、でもそうならない多くの政治の現状を踏まえると敬意を表したい。＜追記2終＞
