金融の2016年はどうなるのか―3大ニュース予想―(野﨑浩成)
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注目のコメント
この度拙い2016年度予想物を書かせて頂きました。
持合い株についてはある程度議論は進んでいますが、保険業界の資本規制や海外のリングフェンス関係は忘れ去られている印象なので、問題提起も兼ねております。
少し早いですが、2016年も宜しくお願いいたします。
野崎2015年の6月に導入が始まったコーポレートガバナンス・コード(企業統治改革)。
日本企業変革の時期に、大学生として学べることはとてもありがたいことです。
2016年は「アクションの年」とありますが、2015年も「ROE目標」「株主還元」「社外取締役」の3点セット改革が随分進んだという印象。(欧米企業との収益性は依然ありますが)
2016年は「社会活動」「環境対策」「従業員の質や職場環境」などの非財務情報(ESG)の開示・改善が更に進んでいくとgood(統合報告書の作成など)
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「政策保有株(持ち合い株式)の削減」に関して。ここだけは売れないという岩盤に達しているというコメントに納得です。
その岩盤の破壊を促しているのがガバナンス・コードやスチュワードシップ・コードであるという認識ですが、持ち合い株式は日本独特の企業文化であるため、「和洋折衷」ということで完全撤廃まで求めなくても良いのでは、とも思います。完全に素人の意見ですが。
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世界共通の「国際保険資本基準(ICS)」は初めて知りました、バーゼル規制の〈国際保険会社版〉ですね。とても勉強になりました。来年は話題に上がりそうですね。
2015年の日本企業のM&Aは生損保が目立ちました。第一生命によってスタートテープが切られたかのような連続買収でしたね。
メガバンクの欧米金融機関買収について。
フィンテックに関する三井住友銀行へのインタビュー記事(※)のコメント引用
「世界の規制強化の流れは止まっていない。資本を大きく使うような買収は、規制の影響を見極めるまでは残念ながらトライしにくい。」
やはりリスクアセット問題等で大きなチャレンジはできない模様。
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(※)インタビュー:フィンテック、数年が勝負 IT企業に出資も=SMFG社長
https://newspicks.com/news/1315918持ち合いもずいぶん減ったんですね。
しかし本当に減らす必要があるのか。日本ではいつまでたっても株主重視にならない固有の風土があるのは明確で、それを単純にダメとか欧米のルールにのっとって正すべきという話はもうお腹いっぱいで、結果としていうこと聞いてきたのにバカリーマンショックをはじめ振り回されている感のほうが強い。それでもまだついていきます!なんてのはもはやお涙頂戴。日本がルールを作っていくぐらいのリーダーシップを金融業界には期待しています。