7~9月期、年1%増に上方修正=設備投資伸びプラス転換-GDP改定値
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最終需要ベースでは年率+1.8%成長ですので、ヘッドラインよりも内容は良いです。成長率が事前に口を滑らせたゼロにならなかったので、甘利大臣が一番ほっとしていることでしょう。むしろ改定により符号が変わってしまうGDPの推計方法に大きな問題が投げかけられるべきでしょう。
ニュースそのものとはそれますが、ふと思い出した話。
アベノミクスは、個々の政策の話では無く、金融財政政策を総合化したマクロプルーデンシャル政策。世界では常識的にやられていたことを、日本がやっていなかった、それを始めただけと、先日、平将明先生(プロピッカー)からお伺いしました。
様々な政策手段をファインチューニングしながら、最適な経済政策をするという、ごくごく当たり前なこと。また、短期的な数値よりも、長期的に適切な成長の方向性に向かっているかどうかが重要。
なので、アベノミクスが終わりとか、そういうことではないですよね。
アベノミクス支持・不支持という以前の、マクロプルーデンシャル政策という視点からの議論がとても薄いことが問題かなと思います。
安倍総理の色うんぬんの、手前の常識的な経済政策というパッケージが組まれたという点がアベノミクスの重要な点だと思います。
堀さんがご指摘するように、したり顔の方々がマクロプルーデンシャル政策の常識を理解していなかったという問題点、先日の平先生との話で認識しました。なあんだ。結局GDPはプラスじゃないの。僕の感覚値に近い。速報値のマイナス成長を見て、「アベノミクスは終わった」、「日本は不況に入った」としたり顔で騒いでいたエコノミストやメディアは、何て弁解するのだろうか?