ユーチューブ、テレビ番組や映画の配信権獲得へ
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他の方がコメントされているように、差別化の源泉は
1. 価格
2. コンテンツ質
3. コンテンツ数
ただしいずれの項目も契約者数の増加が成功の要因になりそう。
"1"は、従量課金や契約者数に基づくようなプランであっても、加入者数が多くなれば交渉力が働き、コンテンツ供給業者に対して価格を下げるある力が働くだろう。
"3"も同様に、加入者数が多いサービスに対しては、コンテンツ供給業者が門戸を開く可能性が高い。
"2"は、最終的には独自コンテンツの戦いとなるだろう。独自コンテンツを魅力的にするためにbig dataを基にコンテンツ作成をしているようなので、こちらもネットワーク外部性が働くように感じる。
上記を勘案すると老舗のNetflixやデータの取り扱いが上手いAmazon/Youtubeが有利かな。
参考リンクはこのあたりが面白い
英語: http://www.fastcodesign.com/1671893/the-secret-sauce-behind-netflixs-hit-house-of-cards-big-data
日本語: http://netflix-fan.jp/secret-of-house-of-cards/
なお、amazon prime videoでは、"パイロットシーズン"というシステムで既にA/Bテストをはじめている模様。
http://av.watch.impress.co.jp/docs/news/20151105_729204.html
注目のコメント
こないだHuluでフジコって猟奇ドラマ見たんだけど、これ絶対地上波では流せない。だけどクオリティ高い。テレビの人気ドラマがソーシャルのシェアで拡散してることを考えると、firetv stickとかの普及とモバイルブロードバンドよ普及で、早晩キャズムを超えてテレビドラマ衰退の時代が来そうな感じ。
グーグルがネットフリックス包囲網に参戦。それは、アメリカではすでにネット配信が儲かるという実績があがっているからで、権利者のほうも、ディズニーのような例外もありますが、だいたいはネット配信に積極的になっています。
背景には、2007年の脚本家スト以来、「権利者」の裾野に属する俳優・監督・脚本からメイク・衣装係などのスタッフまで、それぞれの組合が「配信料の分配比率」を取り決めて、ガイドラインが決まってきたこともあると思います。
テレビ局自身も、ネット配信で儲かるようになっているので、もはやテレビvs.ネット、という対立構図はありません。
要するに、業界の中で、ネット配信で恩恵をこうむる「味方」の数が圧倒的に多くなったということです。
なので、ユーチューブにしろ誰にしろ、有料配信の権利交渉は、以前と比べて圧倒的に楽になっているはずで、そこはあまり問題にならない気がします。あとは、ユーザー獲得の戦いです。コンテンツの力が素直に評価される時代へ。母体となる資本が大きければ複雑な権利問題も少しずつシンプルになっていくでしょう。テレビ番組は映画と異なり、誰がファウンダーで誰が本当の指揮者なのかあまりにも分からなかった。作品から創り手の顔が見えるようになればなるほど、評価は正当になり、結果としてクオリティも上がるでしょう。当然様々な格差も大きくなると思いますがビジネスであれば当然のこと。