【マクゴニガル姉妹(4)】「みんなが勝者教育」は大間違いだ
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子供に与えられる教育で一番良いのは、囲碁だ。なぜならば、必ず負けるからだ。囲碁は運の要素が無いから、負けるということは、弱いと言うことだ。大人でも泣きたくなる。
小学校就学前の子供が、囲碁の大会で負けて泣きながら戻ってくる。そこで、質問する。「どうして負けたの?」と。子供が泣きながら答える。「弱いから」。「じゃどうすればいい?」と聞くと、「頑張る」と答えが返ってくる。
これやれば、どんな教育よりも効果がある。
初めての子供囲碁大会
http://blog.globis.co.jp/hori/2006/12/post-5e00.html
試練を乗り越えて歩め-その1)豊かさの中での人間的成長
http://blog.globis.co.jp/hori/2008/05/1-d3cb.html
「この試練を乗り越えて歩め」シリーズは、お薦めです。その8)まであり、10年間近くにわたる子供5人の成長を記しています。失敗を恐れるなって学校の先生が理屈で教えるのはほぼ不可能。会社もチャレンジしろと教えてホントに失敗したら冷たかったってよくある話だし。
これじゃあ大人と社会を信用しろって言われても信じられないと思う。
ひとりでも多くの失敗者を皆でたたえ続けるしかない。猛烈に地味な打ち手。頻繁にテストで競争にさらされることは記憶定着などに効率的な面がある一方で受験勉強のセオリー、『できるところから解く』に代表されるように『挑戦』をしなくなるということですね。一理あると思います。制度には常に一長一短が付きまといます。
友人が経営する会社は20時半に電気を消すことを徹底していますが、その当初の目的は(ベンチャー初期メンバーによくある)黙ってると仕事をし過ぎる猛者達にブレーキをかけるため。会社が成長するにつれ、皮肉にも『早く帰れる会社だから』という理由で入社した消極的な社員が増えてしまったと聞いたことがあります。そんなことを思い出しました。