アパレルの常識を変えたワールドとZARA、 なぜ明暗が分かれたのか - ハーバードの知性に学ぶ「日本論」 佐藤智恵
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注目のコメント
ZARAと並んでワールドを取り上げている辺りが、目の付け所が非常に良いしラマン氏の日本通ぶりが良く分かる。
ワールドがスゴイと思うのは、創業の畑崎さんが卸ビジネスですでにモデルを確立し有数のアパレル企業だったところから、前社長の寺井さんが店頭から製造までをつなぐSPARCS構想を推進していき、会社の構成をすべてSPA型の全く別の会社に作り変えてしまったところ。海外展開もあると思いますが、ファストファッションの台頭、百貨店の没落などのあおりを受けて低迷してしまったことが現在に至った原因なんでしょうね日本の文化面は抽象度が高い議論でそうだなと思うのだが、それ以上にワールドのビジネスモデルなどを自分は調べたことがなかったので、それが勉強になった記事。需要予測について、可能なものとそうでないものを仕分けるというのは重要だと思う。分からないことも多いということを認識して、一方で変数を可能な限り小さくして、その変数に集中するというのは、現実のビジネスの執行においてとても重要。
若手ビジネスパーソンは必読。オペレーションを詰める素晴らしさと、一方で国内市場に集中しすぎることと、失敗を恐れること、の弱さと。日本企業の特徴が見事に見える。
ちなみにZARAは、グロービス経営戦略の題材に選ばれています。