【亀山敬司講演@船井総研】第2回:「自分たちの資金と組織で、業界の一番を取れるビジネスを」 - デイリーニュースオンライン
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注目のコメント
第1回に続き、こちらもぐうの音も出ない正論。
人にお話をするのってどうしても相手に気を遣います。厳しいこと言うと嫌われるし。ここまでド直球にお話しなさるのって、ものすごく誠実だと思います。
成長業種に乗り換えるという話が出てきますが、会社を生き残らせようという意思を持つのであれば、極めて真っ当。けれども上場企業になると、やれIRやら、コングロマリットディスカウントやらの論点が出てきて、なかなか思うようにいきません。
上場企業よりも非公開企業の方が、ゴーイングコンサーンを目指しやすいという矛盾が生じています。「危機感を持っていても、危機はある日突然現れる」。この前、イノベーションのコンファレンスで「釘(くぎ)」の業界について、面白いことを聞いた。釘業界が近年、もっともイノベーションが起きた業界だと言うのだ。釘は、昔はトンカチで打つものだったが、今は、ブラック&デッカーのような企業が販売している機械式に代わってきている。すると、機械式なので、ブラック&デッカーの機械のモデルに会うブラック&デッカーブランドの釘を買う必要がある。また、連射式なので、束になった釘が必要で、箱のばら売り式の釘を見かけなくなる。そうして、釘というものが、商品の使われ方、スペック、流通の様とサプライチェーンを跨いで変革が起きているのである。何も起こりそうにない業界でされ、何かが起こることがありうるという示唆に富んだ話として感銘を受けた。