セブン―イレブン、中国でも質へのこだわり徹底
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惣菜ですか、、、セブン-イレブンが展開している地域は都市部中心。オフィスで働く人がターゲットだと思うのですが、中国では日本以上に弁当宅配のサービスが発達していたり、上海であっても安い軽食の店も多いので、日本よりも競争は厳しいかもしれませんね。
それにしても、セブンイレブン、色々と工夫しているようですが、現時点では苦戦しているようです。昨年も、北京子会社は2億円の赤字だったようです。
http://jp.reuters.com/article/2015/03/31/idJP00093300_20150331_00320150331
ただし、上記記事によれば、北京には14年12月時点で173店舗あり、平均日販2万元(40万円くらい)のようですので、年間販売額はざっくり約250億円ちょっと。したがって、そこまで騒ぐ程の赤字ではないかな、とも思います。
ちなみに、セブン-イレブンは中国市場展開に際し、いくつかの手段をつかっています。例えば、、、
●上海:台湾企業の統一集団がフランチャイズ経営
●北京等北部:中国系商業施設大手の王府井百貨店と合弁で会社設立。(他にも出資者はいるかもしれません。未確認)
●重慶:三井物産、新希望集団(中国系食品大手)と合弁で会社設立(比率未確認)
合計で恐らく2,000店舗は越えていたと記憶していますが、オペレーションのレベル等は、各地域でばらつきがあるのではないか、と思います。
競合も店舗数拡大を進める中、「陣取り合戦」を急ぎたいものの、オペレーションレベルもあげたい、ということで、非常に難しい舵取りが求められる局面のように思います。地場の安いチェーンはいくらでもありますので、差別化にはやはり「明るくきれいな空間」「安心安全で質の高い商品」が必要です。
そもそも、日本基準の照明の明るさや、内装の作りこみ、清掃、ファーストフード用のスペース、POS含めたシステムなどを入れていくと、地場チェーンよりはかなり割高になります。ただ、綺麗さや品質を求める根源的ニーズは一緒なので一定の支持は得られるはず。
問題は、追加コストとそれによるリターンがあうのかどうかで、これは丁度良いポイントを微調整しながらモデルを作っていく必要があるでしょう。もちろん都市/省によってもその最適点は異なるように思います。併せて、下記記事での高橋さんのコメントを読んでいただきたい。海外での惣菜調達先はどうしているのだろう?この記事読む限りは現地系もわらべや日洋といった日系も、両方活用している印象だが、比率は気になる。
https://newspicks.com/news/1240664?ref=user_100692